携帯電話のナンバーポータビリティーにて現在他社にスムーズに転出できる時代。しかしここに行き着くまで、かつて様々な紆余曲折があった。そもそも、他社にキャリアで取得した番号を転出できるなんて言うことはできなかった。そこを現在総務省がテコ入れを行い、かんたんに転出が可能。しかしまだこちらのロックがデフォルトでかかっているのだ。
SIMロックとは
スマホには「SIMカード」と呼ばれるICカードがセットされている。しかしこのSIMカードには最初に購入したキャリアでしか利用できないようにロックされております。それがSIMロック。
これにより、日本では他社に転出するには、割と面倒な手続きが必要になっております。
SIMロックが原則禁止に
【総務省「SIMロック原則禁止に」】https://t.co/ofDglWKamc
総務省は、携帯電話会社の乗り換えを促すための有識者会議を開き、自社回線でしか通信ができなくなる機能の原則禁止を求めることなどを盛り込んだ報告書をまとめた。菅政権の要求で大手の価格競争は起きたが、より踏み込んだ施策が必要。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) May 25, 2021
産経新聞の報道によると、総務省はSIMロックの機能を原則禁止を求める報告書をまとめたということです。
菅義偉総理は、現在大手キャリアで、価格競争は起きたが、料金水準やサービス内容はむしろ均一化してると指摘。
このSIMロック禁止で、消費者に質の高い通信環境を安価に提供するという狙い。
これにより、ユーザーは容易に他社に転出できるようになるが、一方とある不安もある。
あらゆる手を使って制限をかけるのではないか
総務省よ。SIMロック原則禁止だけじゃなく、Androidの場合はバンド絞りの問題を解決しないと特に意味無いんだわ。だからその辺知らないなら有識者会議とやらに我々を呼んでくれ。 https://t.co/bIullKUSDZ
— 小財 仁(コザイ ヒトシ) (@hitoshi_kozai) May 25, 2021
とはいえ、キャリアにとって他社に転出してしまうのは、嬉しいことではありません。
そこでネットではあらゆる手を使って制限をかけるのではないかと予測。具体的には
・2年以内に転出したら費用発生。
・対応Bandを制限かける。(バンド縛り)
・販売をeSIMのみにして、SIMを抜けないようにする
・分割サービス終了
・「原則」だから必須ではない。
などなどが囁かれている。
仮に対応バンドに制限をかけられると、転出後電波がつながらないなどの問題が出る。
もちろん各キャリアが生存するためには仕方のない対策。
はたしてSIMロック禁止にて今後携帯各キャリアはどうなってしまうのか。
Soruce:産経新聞