国の権力が一極集中しないように、国会・内閣・司法など権力を分散させるという方式、いわゆる三権分立ですが、内閣官邸HPの表がおかしいのではないかという指摘が話題となっております。もちろん、間違っているのであればすぐに修正すればよいのですが、なにか意図的にそのようにしたということであれば由々しきことではあります。
問題の表
【速報】首相官邸ホームページで三権分立を改竄、国民の上に行政を主権者としてしまうhttps://t.co/TUIlnoBs9W pic.twitter.com/nZyoXalOOk
— 箱コネマン (@HAKOCONNEMAN) May 9, 2020
(※内閣官邸サイトをもとに作成)
さて問題の表ですが、さっそく内閣のサイトを見てみますと確かに行政が、国民を押さえつけているように見えます。もちろん国民主権である以上、それはありえないわけですが、もしこの表が正しければ、根本的に間違って居るという点で、修正が加える必要がありそうです。
しかし、この表には別の見方があるようです。
そもそも、矢印の意味合いとしてですが、権力の方向性ではなく、「サービスの流れ」とするのであれば、国民は行政よりサービスを受ける、という意味合いになり、問題はないように見えます。
実際に正しいという意見もあるようです。
これは正しいですよ。行政は法律に基づき国民にサービスを提供し、世論は選挙に基づいて選ばれた国民代表者(国会議員)の作った法律に反映されます。決まった法律に基づいてサービスを行い、行政に世論から法律を作る力はないのでこれで正しいです。https://t.co/8myf8f0hFu
— 禾 (@nokisige) May 9, 2020
結局、表をどのように読み解くか、が肝になるようで、人それぞれの感じ方が生まれてしまう、その点自体が問題ではありますが、コロナで様々な規制が出来ないこの状況、国が何らかの規制をかけれるような法律が近い将来まかり通ってしまうのではないかという懸念もあるようで、その状況下このような表現にはシビアにならざるを得ないようです。
掲載元
https://www.kantei.go.jp/jp/seido/seido_2.html
画像掲載元:イラストや