上の図のように、8本のマッチ棒を魚の形に並べました。この魚は左側の方を向いているのですが、マッチ棒を移動することにより右側の方を向いているようにしたいのです。移動するマッチ棒は3本だけです。マッチ棒は折ったり重ねたりしてはいけません。移動する3本のマッチ棒の選び方は一通りではありません。
移動する3本のマッチ棒を決めましょう。
移動する3本のマッチ棒の頭を水色にして、a、b、cという記号をつけました。あなたなら、これらのマッチ棒をどのように移動しますか。
最初にaのマッチ棒を移動してみましょう。しかし、aのマッチ棒を最初に移動しなければならないということはありません。bやcのマッチ棒から移動しても構いません。bやcのマッチ棒を移動して魚の向きを変える方法を思いついた人は、その方法で考えてください。
次にbのマッチ棒を移動しました。今はまだ魚の向きが変わったようには見えません。しかし、cのマッチ棒を移動すると魚は右側を向きます。cのマッチ棒をどの場所に移動すると良いでしょうか。このままではcのマッチ棒を移動するのは難しそうなので、マッチ棒全体を少し下の方に移動します。
マッチ棒全体を下の方に移動したので、見やすくなりました。さぁ、cのマッチ棒を移動してください。あなたならばきっとわかるでしょう。
答えです。
3本のマッチ棒a、b、cを下のように移動することにより、魚の向きが変わりました。
3本のマッチ棒a、b、cの位置は、答えと同じ形になるのであれば入れ替わっても構いません。つまり、下の図のようになっても同じ答えです。
別の答えもあります。
下の図のように、3本のマッチe、f、gを移動しても魚の向きを変えることもできます。もちろん3本のマッチ棒e、f、gの位置が入れ替わっていても問題ありません。
並んでいるマッチ棒を移動させたり、付け足したり、取り去ったりして別の形にするというマッチ棒のパズルは、手軽に取り組むことができるのでついついはまってしまいますね。
パズルはマッチ棒を使うものばかりではありません。「パズル」の記事一覧 には、他にも色々な種類のパズルがあります。