干しいもといえば、圧倒的な生産量を誇るのが茨城県。水戸市の北東にあたるひたちなか市、東海村、那珂市が全国にも有名で、県外から買いに訪れる方も多いとか。今では甘くてねっとりとしたスイーツ感覚で食べられる干しいもなんですが、実は昔の干しいもは甘みなど微塵もなく……また、現地の年配者の方は今でも「乾燥芋」って呼びます、ひらがなにすると「かんそいも」です。
コンビニで発見!激安「焼き干しいも」……
茨城県民以外は「干しいも」を目にする機会は少ないかもしれません。東京都内のコンビニでも小さな干しいもを見かけることはありますが、ほんの一口で400円とか高いんですよね。そんな中見つけたのがこれ!
なんか220g入って298円とか、ちょっとアレなお値段なんですが……まあそういうわけです。
焼き干しいも……うん、まあアレだ
長くて太いゴボウのような焼き干しいも。
一般的なボールペンよりも長く太い焼き干しいも。
焼いてあるからか、干しいも特有の柔らかさやネットリ感は皆無。うーん……もしかしたらアレで味覚障害とかを心配してしまうレベルで味がない。甘さもなにも全く感じない……。
モンドセレクション銅賞受賞……え、銅賞!?モンドセレクションに銅賞があることを、たった今知りました。なんというか、長年生きていても知らないことってあるんですね。
うん、まあなんというか……子どもの頃に食べた全く味のしない「乾燥芋」をストーブで焼いて食べたことを思い出しました。今どきの干しいもはネットリ甘いものが多いので、信じられないくらいノストラジックな気分にさせていただき、ありがとうございました。現場からは以上です、ごきげんようさようなら。
実はこの直後に食べた「焼芋あんだんご」がめちゃくちゃ甘く感じたのは、焼き干しいものせいなのかも知れません。そしてその時に、味覚が正常だということを確信しました。