image：秒刊SUNDAY
昔は子どものおもちゃというイメージがありましたが、最近はリアルなミニチュアなどが増えていて大人のコレクターが激増しているガチャポン。筆者は最近公衆電話のガチャポンにハマって散財してしまいました。そんなガチャポンで最近話題になっているミニ御朱印帳、リアル過ぎるがゆえに一部のお寺や神社で困ったことが起きているようです。
ミニ御朱印帳、非常にリアルすぎて・・・
トイズキャビンさんから300円ガチャで発売中のミニ御朱印帳。こちらのメーカーの商品はお値段の割に造りがいいということで話題になっているのですが、あまりのリアルさから実際に御朱印をいただきに行く人がいるというのです。もちろんメーカーも御朱印依頼は前提としていないということなのですが・・・
※本商品を使用しての神社仏閣での御朱印依頼は前提にしておりません。ご了承ください。
4月ガチャ新製品③「手のひらサイズのミニ御朱印帳」300円・・御朱印帳のミニチュア玩具第２弾です。新柄で全6種となります。フィギュアに持たせたり、ミニチュアとして飾ってください。※本商品を使用しての神社仏閣での御朱印依頼は前提にしておりません。ご了承ください。 https://t.co/JTTLJr0ub5 pic.twitter.com/I9vtCxZFsz
— 株式会社トイズキャビン (TOYS CABIN Co.,ltd) (@TOYSCABIN) December 26, 2019
参考：トイズキャビン(ミニ御朱印帳)
法多山 尊永寺のご住職が苦言を呈されていました・・・
法多山尊永寺のご住職のお言葉です。要点を抜粋すると・・・
・「ミニ御朱印帳」に迷惑している
・書き手も困惑、苦笑い
・規定の朱印を押すことが出来ない
・申し訳ない気持ちになる
・お宮さんによってはお勧めされているところもある
・通常の大きさの御朱印帳をお勧めしたい
尊永寺のご住職が怒っておられます。ご本人の許可をいただいて貼ります。 pic.twitter.com/aSA1PxvSCs
— 内田俊明 (@childrens_hour) December 4, 2020
諭すような文章ではありますが、ハッキリと迷惑だという意思が汲み取れます。筆者も旅行中に御朱印をいただきに行くことがありますが、ミニ御朱印帳にいただこうと考えたことはありません。
法多山 尊永寺のご住職にお話を伺いました
電話ではありますが、ご住職にお話を伺うことが出来ました。お伺いした内容(抜粋)は以下の通りです。
－－ 今回、お考えを表明された理由を教えてください
ご住職「文章にもあったとおり、非常に書きにくく省かなければいけない内容も出てくるからです。また、他のお宮さんでも迷惑だと思っているところもあるかも知れないので、まずは私が声を上げることにしました。」
－－ 一日に何件くらい「ミニ御朱印帳」への依頼があるのでしょうか。
ご住職「1日で何百件と依頼がある中で1～2件です。数としては決して多いわけではございません。」
－－ 「ミニ御朱印帳」を持ってこられる方にお伝えしたいことはございますでしょうか。
ご住職「ミニ御朱印帳に御朱印をいただくという行為を頭ごなしに否定するわけではございません。ただ、私としては一般的な大きさの御朱印帳を使っていただきたという気持ちです。もちろん受けていただけるお宮さんもあるでしょうし、そういったところを否定するつもりではありません。」
穏やかな口調の中に確固たる信念を感じることが出来ました。突然の電話にも関わらずお時間をいただきまして、本当にありがとうございました。
参考：法多山尊永寺
実際に「ミニ御朱印帳」を買って書き込んでみた
実際にどのくらい書きにくいものなのか、本物を手に入れて書いてみるのが近道だと感じたので買ってみました。半年以上前に発売されている上に人気商品のために少々苦労しましたが、なんとか手に入れることに成功。
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なんとなくミニチュア神棚も欲しかったので、別店舗で捕獲しました。
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開封してみると、いちばん欲しい柄がでました！
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一般的な御朱印帳と比較すると小ささが伝わるかと思います・・・これに筆で書くのはかなりキツイかと。
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小さいながらも中身はしっかりとしており、本当にそのままミニチュアにした感じ。筆ペンと比較しても小さい・・・
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書き込んでみたところ・・・あー、これは難しい！米粒に絵を描ける人なら余裕だと思いますが、一般人の筆者にこれは無理です。無理やり書き込んでみましたが、あまり人様にお見せ出来るようなモノではありませんでした。
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筆者は興味本位で「ミニ御朱印帳」に書き込んでみましたが、これを御朱印の書き手の方が書くのはかなり骨が折れる作業になるのかと。やはり「ミニ御朱印帳」はメーカーの注意喚起にもある通り、神社仏閣での御朱印依頼は控えたほうが無難かもしれません。ご利用は自己責任でお願いいたします。
先日も秒刊SUNDAYでお伝えしていた「ミニ御朱印帳」問題。あまりに精巧なミニチュアというところが難しいところですが、やはりご住職や書き手の方に気持ちよく書いていただける御朱印帳で依頼したいものです。
画像掲載元：SS.ナオキ
