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ついに、コロナ予約代行サービス「コロナコール」が登場するも、鬼電し続けるため炎上


コロナコール

image:秒刊SUNDAY

少しずつ始まった新型コロナウイルスのためのワクチン予約ですが、想像通りというか問い合わせや申込みが殺到しておりなかなかスムーズには進まない状況にあるようです。とはいえ、自治体や予約を受け付けるコールセンター等では一生懸命に対応している訳ですから、致し方ないことではあります。そんな中、ワクチン予約のためにリリースされたあるサービスがあまりにも悪質過ぎると炎上する事態になっています。

ワクチン予約のコールセンターは疲弊

昨日、ネット上でも話題になっていましたがコロナウイルスのワクチン予約を受け付けるコールセンターではあまりの忙しさ、入電者からの暴言、職場内でのクラスター多発と相当に過酷な状況であることが報じられました。

こちらに関しては自身の経験談を踏まえて別の記事でも取り上げますが、なかなか繋がらない状況に苛立つ気持ちはわからなくもないですが、対応するオペレーターへ憤りをぶつけるのは八つ当たりと言わざるを得ません。

とはいえ、”電話が繋がらない”という状況が接種を受けたい側にとっての悩みであることは確かなようです。

予約のために鬼電をかける「コロナコール」なるサービスが炎上

そんな中、予約受付のための架電を行う「コロナコール」というサービスがリリースされネット上で話題になっています。

・自治体のコロナワクチンの電話番号を指定し、ご自身の電話機から指定の電話番号に電話します。

・通話に成功した場合、成功報酬として550円(税込)、利用料金として22円(税込)/30秒が掛かります。

引用:コロナコール

といったサービス内容とのことで、正直、こんなサービスを利用する人間がいるのか疑問に感じてしまいます。加えて他にも怪しいと感じてしまう点も多くネット上では「威力業務妨害では」「倫理観を疑う」と批判が殺到する事態となっています。

一例ですが、”コロナコールからの着信を拒否したい自治体は、指定の金額を払えば設定する”といった記載もされていたようで、「悪すぎ」「信じられない」と批判が寄せられています。

また、上のツイートにもあるように「特賞表記なし・金銭のやり取りはAmazonギフト券というイリーガルさ」と指摘されている点も気になります。他にも「連絡手段がFAXなのも怪しい」といった連絡方法に関する疑問の声も。確かにここまで確認できている情報でポジティブな感想を抱くのは難しいですね。

そしてそもそも、”このサービスの有用性はどうなのか”、ということですが非常に適切なツイートがありました。

筆者はカスタマーサポートやコールセンターのSVとして従事していただけですので今回のワクチン予約に関する各自治体でのシステム等は把握できていません。しかし、一般的にコールセンターと呼ばれる場所では各拠点や時間に応じて着信できる入電数を調整しています。

従ってコロナコールのシステムを使って架電し続ける、という内容に関してももし入電の絶対数が調整されているならばまったく意味はありません。

むしろ、一般の予約希望者の着信が受けにくくなるリスクの方が高いのではと感じます。もちろんコールセンター内の業務も増えるでしょうし、正直な感想として誰にとってメリットがあるのかと疑問を感じるサービス内容です。

なかなか大変かとは思いますが、ワクチンの予約受付は地道に連絡を行うのが賢明かと思われます。

Source: コロナコール , コロナコール プレスリリース

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