この絵、目立っていてインパクトがあるように見えますが、見方によっては地味でぼやけた感じにも見えます。この図の中には矢印が描かれています。「そんなこと、誰にだってわかるよ。もう見えているじゃないか。簡単すぎる問題だ。」と思ったあなた。本当にそうでしょうか。では、描かれている矢印の数を数えてみてください。
多分、「絵を見た瞬間に矢印が見えちゃったよ」という人が大勢いると思います。その、「見えちゃった矢印」はどの矢印でしょう。人によって、最初に目の中に飛び込んできた矢印は異なっていると思います。ヒントなんて必要ないという人も少しお付き合いください。
この絵は２種類の絵を組み合わせて作られています。右上と左下、左上と右下が対になっています。先ず、右上と左下の絵をよく見てください。
元の絵（画像）を線画にして、矢印らしき部分に色を付けてみましょう。確かに矢印です。この黒い部分があと３か所あることがわかります。
残りの３か所も黒く色を付けてみましょう。見事４個の矢印が現れました。この絵（画像）の中には４個の矢印が描かれています。
「そんなこと最初からわかっているよ。」という声が聞こえてきそうです。では、残りの絵（画像）を見てみましょう。
先ほどと同じように、元の絵（画像）を線画にして矢印らしき場所に色を付けてみましょう。紫色の矢印です。この紫色と同じ矢印があと３か所あります。
残りの３か所にも色を付けてみましょう。またしても４個の矢印が現れました。この絵（画像）の中には４個の矢印が描かれています。ちょっと待ってください。右側の絵（画像）をよく見てください。うっすらと矢印のようなものが見えませんか。
白い矢印が見えていませんか。この部分にも色を付けてみましょう。
白い部分に赤い色を付けてみましょう。これは明らかに矢印です。矢印が４個現れました。
こちら側の絵（画像）には、２種類の矢印が４個ずつ描かれています。
以上のことから、この絵の中に描かれている矢印の数がわかります。
－答え
この絵の中に描かれている矢印は、全部で２４個です。
多くの人は最初に絵を見たときにすでにいくつかの矢印が見えています。そうなると、矢印の数を数えるのは簡単なことだと思ってしまいます。しかし、地味に見える絵の方は似たような色を使っているため、２種類の矢印が描かれていることに気付きにくいのです。もちろん、最初から３種類の矢印を見つけることができた人もいるでしょう。素晴らしい観察力です。
（秒刊サンデー：わらびもち）
