はじめに


「スカイツリートレイン」は東京スカイツリー開業に合わせて運行を開始した、浅草から埼玉、栃木までを走る展望列車です。せっかくなら、車窓から東京スカイツリーを眺めたり、目の前に広がる自然に癒されたりと、鬼怒川温泉に到着する前から旅を楽しんでみませんか。

「スカイツリートレイン」を利用しよう:コンセプト①「スカイツリーから日光・鬼怒川へ」


「スカイツリートレイン」のコンセプトは、「スカイツリーから日光・鬼怒川へ」です。

土曜日にも日曜日にも、浅草発の鬼怒川温泉行きと新栃木行きを一本ずつ運行しています。同じ東武線でありながらも、伊勢崎線や日光線などを経由するので乗り換えが多かった区間ですが、この「スカイツリートレイン」を利用すればもっと簡単にアクセスすることができるようになりました。

日光は日光東照宮やいろは坂、中禅寺湖など、日本らしさを感じられる観光地として外国人観光客にも人気のスポット。鬼怒川温泉も駅からすぐに温泉街があり、歴史ある温泉として高い人気を誇ります。新しい観光名所である「スカイツリー」と、昔ながらの観光地の日光・鬼怒川を結ぶ「スカイツリートレイン」に乗れば、より一層、旅に深みが出ますよ。

「スカイツリートレイン」を利用しよう:コンセプト②「東武沿線からスカイツリーへ」


「スカイツリートレイン」のもう一つのコンセプトとして、「東武沿線からスカイツリーへ」があります。

東京スカイツリーへはとうきょうスカイツリー駅から行けますが、実際には「スカイツリートレイン」はその次の浅草駅まで走ります。浅草駅は降りたらすぐに観光名所が溢れていて、地下鉄との乗り継ぎも便利。スカイツリーを見学するついでに、浅草も観て回りたい観光客からのニーズに応えた列車となっています。

さらに、とうきょうスカイツリー駅や浅草駅の方面に行く列車は、土曜日は太田発と大宮発が一本ずつ、日曜日には東武日光発と鬼怒川温泉発が一本ずつあり、祝日はこのどちらかのダイヤで運行されます。同じ東武線の伊勢崎線から野田線、日光線、鬼怒川線などを経由して行くので、乗り換えがなくなり、利便性がいいのも特徴です。

「スカイツリートレイン」を利用しよう③展望スペースやペアスイート席を完備


「スカイツリートレイン」は最大の目玉である「東京スカイツリー」をはじめ、車窓に見どころが多く、その車窓をより一層楽しめるように工夫が凝らされた列車となっています。

窓は展望窓になっていて、普通の列車よりも大きくとられ、斜め上にも窓があるので、高い建物や空がよく見えるように配慮されています。

そして、一度は絶対に乗車したいのが「ペアスイート席」。こちらの席は窓に向かって座席が設置されているので、ただ座っているだけでどんどん窓の外に景色が流れて行くのを楽しめる、まさに特別席となっています。

他にも前面に広がる景色を楽しむための前面展望スペースなどもあるので、流れる風景を思う存分楽しめる列車ですよ。

「スカイツリートレイン」を利用しよう④思い出に残そう


「スカイツリートレイン」では、乗車そのものが記念になるような取り組みを多数行っています。サービスカウンターでは軽食のほか、予約制の特別なお弁当も販売。乗車記念の写真撮影をするための、「スカイツリートレイン」ロゴと日付入りの記念撮影ボードの貸出もしています。

また、駅や列車の定番とも言えるスタンプとスタンプ台紙も設置してあるので、旅の思い出にぴったりですよ。

東武鉄道「スカイツリートレイン」



おわりに


新しい観光名所「東京スカイツリー」と、日本ならではの景色が堪能できる日光・鬼怒川を結ぶ「スカイツリートレイン」に乗れば、目的地に着く前から旅を楽しむことができます!
窓を向いた座席はとても珍しいので、ぜひ列車の旅を楽しんでくださいね。



情報提供元: 旅色プラス