はじめに


2,000石の格式ある長屋門構えを誇る武家屋敷で有名な、山形県酒田市の本間家旧本邸の見どころをご紹介します。
観光スポットとしても人気の歴史的な場所なんですよ♪

山形県観光で立ち寄りたい「本間家旧本邸」の見どころ①本間家旧本邸


本間家旧本邸は、二千石格式の長屋門構えの武家屋敷です。
本間家三代の光丘が幕府の巡見使一行を迎えるために作った宿舎なんだそう。
1768年に作られており、良い状態を保ったまま、現在に受け継がれています。

桟瓦葺平屋書院造りで、家屋敷と商家作りが一体となっている珍しい建築様式です。
長屋門は特別な時や賓客の来訪時にのみ使用されており、その大きさに圧倒されますよ!

◆本間家旧本邸
住所:山形県酒田市二番町12-13
電話番号:0234-22-3562
営業時間:9:30~16:30(3月~10月)、9:30~16:00(11月~2月)
定休日:年末年始

本間家旧本邸



山形県観光で立ち寄りたい「本間家旧本邸」の見どころ②玄関や庭など造りの各所にこだわりがあり


日本最大の大地主と言われる屋敷なのですが、パッと見は派手さがありません。
しかし、細かい箇所をよく見ると、気品ある造りをしていることに気づくでしょう!

樹齢400年以上の赤松は、“伏龍(がりゅう)の松”と呼ばれ、高級感を漂わせています。

書院造の座敷や一枚板を使った床の間、神代杉を使った玄関の板戸といった、細かい箇所にこだわりが見受けられるんです♪

山形県観光で立ち寄りたい「本間家旧本邸」の見どころ③本間家旧本邸の別館「お店」


本間家旧本邸の別館お店(たな)は、本間家が代々、商売をしていた場所です。
現在は、昔の商人が暮らしていた様子を感じられる展示と、お土産の販売所となっています。

時代劇でも見られる“帳場”とよばれる帳面をつける場所や、火事を消すための消化道具、台所用品などの展示も行われています。
当時の生活が垣間見えますよ♪

お土産売り場では、酒田の民芸品である「絵ろうそく」が女性に人気なんだそう♡

山形県観光で立ち寄りたい「本間家旧本邸」の見どころ④本間美術館


昭和22年にオープンした本間美術館は、歴史と芸術と自然が融合する施設です。

池泉回遊式庭園で鶴舞園(かくぶえん)と名付けられた本間氏別邸庭園は、季節が訪れるとツツジや紅葉が美しいんです♡

酒田の迎賓館として使われていた清遠閣(せいえんかく)には、昭和天皇が宿泊されたこともある格式ある場所!

清遠閣内になる喫茶室では、お菓子セットを食べながら休憩をすることもできます。
絵画や骨とう品などを見るだけの美術館ではなく、優雅な気分を味わえる場所でもあるので、ぜひ立ち寄ってくださいね。

◆本間美術館
住所:山形県酒田市御成町7-7
電話番号:0234-24-4311
営業時間:9:00~17:00(4月~10月)、9:00~16:30(11月~3月)
定休日:不定休

本間美術館



おわりに


日本最大の地主とも言われた山形県酒田市にある「本間家旧本邸」の見どころをご紹介しました。
シンプルな中にも、高級さを感じる武家屋敷や、別館にて当時の暮らしが分かる展示などもあり、おすすめです。
特に圧倒される長屋門と、武家屋敷と商家作りが一体となった建物は一見の価値ありですよ♪
情報提供元: 旅色プラス