はじめに


スコットランドと言えば、2014年にNHK朝の連続ドラマ小説『マッサン』にも登場したスポットです。
主人公マッサンが、ウィスキー作りのために留学した場所として、認識されている方も多いですよね♪
そのため、「スコットランド=ウイスキー」と連想するかもしれません。
スコットランドのスカイ島は、ウイスキーのほかにも、自然や絶景など魅力がたくさん詰まった場所。
今回は、そんなスカイ島の魅力をご紹介します。

スコットランドの絶景「スカイ島」とはどんなところ?


スカイ島は、スコットランド北部のハイランド地方に属する島です。
スコットランドのルイス島に次いで大きいんです。

スカイ島の特徴は、フェアリープールと呼ばれる絶景や、イヌワシやアカシアなどの野生動物の宝庫という点にあります。

また、シングル・モルト・ウィスキーで有名なタリスカー蒸留場もあり、本場のスコッチウィスキーが製造されている様子を見学することができます。

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スコットランドの絶景「スカイ島」の歴史


スカイ島の歴史は古く、紀元前7世紀ごろに遡ります。
中石器時代の狩猟採集民族の遺跡である「アン・コラン」は最古のものとされており、その時代から人々が住んでいた島ということが分かっています。

それから時は流れて1603年、スコットランドは暗い時代と呼ばれる時期に入ります。
スコットランド独自の王や、議会をなくしていった頃にあたります。

1688年に名誉革命がおこり、イングランド議会が勝手に王を変えてしまうという暴挙に出ました。
それに怒りを覚えたスコットランド側が、1704年に安全保障の法にのっとって、王を独自に立てる権利を宣言。しかし、1705年にイングランド側が外国人法を発令し、航海法に加えてヨーロッパ各国との交易も制限されてしまい、経済的に追い詰められることとなりました。さらには、飢饉にみまわれます。

起死回生を図ったダリエン計画は、イングランドからの妨害によって実現せず、1707年1月16日にスコットランド議会は解散します。

その後、スコットランドの独立しようとする運動や反乱がおきますが、鎮圧されます。
グレンコーの虐殺や氏族制度解体などが進んでいき、そのあおりを受けて、スカイ島の人口は約1万人程度となってしまいました。

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スコットランドの絶景「スカイ島」とケルト神話の関係


スカイ島の“スカイ”には、空という意味はありません。
英語表記では「Isle of Skye」と表記します。

スカイの由来は、古ノルド語の“スキー”を意味する単語から来ているとされており、ピクト語の変形であると考えられています。

スカイ島には、スカアハと呼ばれるケルト神話の女神と、関連のある伝説が多く残されています。
スカアハは、7つの城壁と9つの柵を備える城に住み、それぞれの柵には一つずつ首が掛けてあったとされています。

スカイの国(冥界)を統べる女王と言われており、スカイ島のスカイも、スカアハの治めるスカイ国にちなんだものとも考えられています。

スコットランドの絶景「スカイ島」の見どころ


スカイ島の見どころは、“Fairy Pool(妖精のプール)”と呼ばれる場所です。

一見するとただの川なのですが、川のいたるところに多くの水たまりがあり、川の水の透明感が重なって、驚くほど美しい景観を生んでいるのです。
その水たまりはエメラルドグリーンに輝いているため、妖精のプールのように見えることから、そのようなに呼ばれているんです。

人間たちがいない間に、妖精たちが水遊びをしているのではないかと思えるほど、現実離れした美しさを誇っています♡

スコットランドの絶景「スカイ島」で参加したい『タリスカー蒸留所見学ツアー』


スカイ島にあるタリスカー蒸留所は、スカイ島唯一のウイスキーを製造しているスポットです。1830年に設立されました。

当時は農家が、農業のついでに蒸留所を営むことが多く、タリスカー蒸留所の創設者であるマカスキル兄弟ももともとは農家でした。

その後、神父との対立など様々な問題に直面し、幾度となく所有者が変わりましたが、現在はディアジオ社の所有となっています。

タリスカー蒸留所で作られるウイスキーは、強い胡椒の風味がする、男性的なウイスキーだと言われています。
これは、初留釜のラインアームが直角に曲げられ、独特のピューリファイアーが備えられているためです。昔からのファンが多く、根強い人気を誇ります。

見学ツアーにぜひ、参加してみてはいかがでしょうか?

スコットランドの絶景「スカイ島」へ訪れる際の注意事項


スカイ島のあるスコットランドの気候は、西岸海洋気候に属しているため1年中涼しく、朝晩は肌寒いんです。1日の温度差が激しい地域なんですよ。

冬場は日照時間が極端に少なく、夏場は白夜となるので、観光におすすめの時期は夏です。

よく霧雨が降ることが多く、晴れていても雨天に変わります。雨具は必須アイテムですね。
傘よりもレインコートを準備することをおすすめします。

飲み水は、塩素処理がかなり強めに行われているので、胃腸の弱い方はミネラルウォーターを購入しましょう。

また、犯罪率が高いので、カメラを持って歩くのは控えましょう。スリや置き引きなどにも注意が必要です。
夜間の外出は控えた方がいいですね。

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スコットランドの絶景「スカイ島」へのアクセス方法


日本からスコットランドまでの直通便はありません。
そのため、ロンドンのヒースロー空港で乗り継ぎ、グラスゴー国際空港へと向かいます。
フライト時間は約14~15時間程です。

スカイ島の観光名所は点在しているため、ツアーに参加せずに、個人旅行ので行くことも可能です。その際は、レンタカーの利用をおすすめします。

メインランドとスカイ島はスカイブリッジでつながっているので、車で簡単に移動できます。
スカイ島内はガソリンスタンドが少なく、価格も高いので、島に入るまでに給油しておきましょう。

スコットランドの主要都市から電車で移動し、フェリーで島に移って、島内はバスで利用するといった方法もありますよ♪

スコットランドの絶景「スカイ島」と併せて訪れたいスポット


せっかくスカイ島へ旅行するなら、経由地となるグラスゴーでも観光をしてみませんか?

グラスゴーはスコットランド2番目の都市。見どころスポットがたくさんあるんです。

中でもおすすめなのが、ケルビングローブ美術館!
ダリの「十字架の聖ヨハネのキリスト」やミイラ、恐竜や化石、動物の剥製などがあり、入場無料であるにも関わらず、コレクションの多様さには目を見張るものがあります♪

日曜日の15時からは、博物館の中央にあるパイプオルガンを使用した演奏会も行われていますので、予定が合うようでしたらぜひ、荘厳な演奏も聞いてみてくださいね♡

◆ケルビングローブ美術館
住所:Argyle St, Glasgow G3 8AG
電話番号:+44 141 276 9599

ケルビングローブ美術館



おわりに


スコットランドの絶景「スカイ島」には、妖精のプールのほかに妖精の谷と呼ばれる場所もあります。
これは、島の素晴らしい自然に所以します。
美しいスポットが点在していますので、ぜひ気になる場所をピックアップして、自分流のツアーを組み立て観光してみてくださいね♪




情報提供元: 旅色プラス