ハインズとカタリ・ディアはシティセンターDCに、ヘルツォーク&ド・ムーロンがデザインした客室数360室のコンラッド・ホテルを建設し、さらに3万平方フィート


ワシントン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 国際的な不動産会社のハインズ、カタール投資庁の不動産開発企業であるカタリ・ディア(シティセンターDCの共同開発企業)、ヒルトン・ワールドワイド(NYSE:HLT)のスマート・ラグジュアリー・ホテル・ブランドのコンラッド・ホテルズ&リゾーツ、およびワシントンDCのミュリエル・バウザー市長は本日、米国の首都の中心部に10エーカーにわたって広がるランドマーク複合施設「シティセンターDC」に、客室数360室の高級ホテル「コンラッド・ワシントンDC」と、広さ3万平方フィートの地上階小売スペースの建設を開始することを確認しました。ホテルの最初のテナント入居は2019年第1四半期になると見込まれます。




さらにハインズ、カタリ・ディア、コンラッド・ホテルズ&リゾーツはメリーランド州フレデリック出身のシェフ、ブライアン・ボッタジオをホテル・レストランのシグネチャー・シェフに迎え、ボッタジオがレストランのコンセプトとメニューを担当することも合わせて発表しました。ボッタジオはビジネスパートナーのヒルダ・ステープルズと共に、ワシントンDC、バージニア州、メリーランド州でボルト、レンジ、アッジオ、ランチボックス、ファミリー・ミールなど、有名レストラン数軒のエグゼクティブシェフ兼オーナーを務めています。ジェームズ・ビアード財団賞の最終候補に選ばれたボッタジオはテレビ番組「トップ・シェフ」シーズン6と「トップ・シェフ:マスターズ」シーズン5の最終候補となった経歴も持ち、さらに書籍「VOLT.Ink」の共同執筆者、および「HOME」の著者でもあります。



コンラッド・ワシントンDCはハインズとカタリ・ディアがシティセンターDCで建設する7番目のビルとなります。これはハインズとカタリ・ディアにとってシティセンターDCプロジェクトに対する追加投資であるだけでなく、両社がワシントンDCへ長期的な投資を続ける意思を示すものでもあります。



シティセンターDCの建築面の魅力を高めるコンラッド・ワシントンDCは、プリツカー賞受賞者のジャック・ヘルツォークとピエール・ド・ムーロンを含む5人のシニアパートナーが率いるヘルツォーク&ド・ムーロンが筆頭デザイン事務所となり、登録建築士はHKSアーキテクツが務めます。優美なホテルの内装はロテット・スタジオによるデザインで、プロジェクトの元請負業者はターナー・コンストラクション・カンパニーです。



バウザー市長は、次のように述べています。「ワシントンDCの住民と企業にさらに多くの仕事と機会をもたらすコンラッド・ワシントンDCの着工を歓迎します。この開発プロジェクトはワシントンDCの経済が成長中で、ホスピタリティと旅行業で国内を主導する都市として躍進していることを示す、さらなる前向きな兆候です。」



ハインズのマネジングディレクターで、ハインズ/カタリ・ディアの主要開発チームのプロジェクト責任者を務めるマイケル・アレンは、次のように述べています。「当社はカタリ・ディアとの順調なパートナーシップを継続させるコンラッド・ワシントンDCへの新たな投資に、大きく期待しています。」



カタリ・ディア・アメリカスを代表して、最高経営責任者(CEO)のファビアン・トスカノは、次のように述べています。「コンラッド・ワシントンDCの建設開始はシティセンターDCプロジェクトにとって、歴史的な節目です。並ぶもののないホテルの客室と高級小売スペースを擁するこの新しい事業は、ここに泊まり、訪れるすべての人の体験を高め、将来の世代を見据えた暮らし方、働き方、楽しみ方に影響を与える施設デザインを生み出すために地元の特徴と要素を反映させるという、当社の考え方と一致しています。世界屈指の影響力を持つ都市の新しいランドマークとして世界クラスの開発計画へと発展してく様を目の当たりにしながら、プロジェクト第二章の幕開けに胸を躍らせています。」



ハインズのマネジングディレクターのJonathan
Fuiszは、次のように述べています。「当社にとって、シティセンターDCのホテルパートナーとしてヒルトン・ワールドワイドと協力できることも大きな喜びです。国内外の高級ホテル分野で素晴らしい評判を誇るコンラッド・ブランドをワシントンDCに誘致でき、うれしく思います。」



コンラッド・ホテルズ&リゾーツのグローバルヘッドのジョン・バンダースライスは、次のように述べています。「コンラッドは拠点都市や人気の高い観光地で、お客さまに感動的な体験を提供していることで知られています。ワシントンDCは世界でも数少ない有力な政治、文化、経済の発信地であることから、コンラッド・ワシントンDCは世界各地からの高級志向の旅行者にとって憧れの滞在先になるでしょう。ハインズとカタリ・ディアと協力し、このホテルを首都ワシントンDCに誕生させられることを楽しみにしています。」



19万1000平方フィートの小売スペース、216室の分譲共同住宅、458室の賃貸マンション、52万2000平方フィートのオフィススペース、公共オープンスペースから成るシティセンターDCの第一フェーズの入居が始まったのは、2013年12月のことでした。シティセンターのマスタープランを策定したのは、ロンドンを拠点とする、建築・デザイン・プラン作成で世界的に評価の高い国際的事務所のフォスター+パートナーズで、オフィス・共同住宅ビルのデザインも手がけました。



コンラッド・ワシントンDCにより、さらに3万平方フィートの小売スペースが追加され、第一フェーズですでに成功を収めているシティセンターDCの高級小売部門をさらに強化することになります。シティセンターDCは、地元、国内、世界の小売ブランド、カフェ、レストランがミックスされた独特の雰囲気と広々とした道路が特徴です。いくつかの小売テナントはすでに、コンラッド・ワシントンDCプロジェクトのスペースについて交渉を始めています。



ハインズとカタリ・ディアはワシントンDCと、地元住民の雇用およびワシントンDCを拠点とする企業の活用に関する目標を定めました。




  • 職の創出。プロジェクトは開発期間と建設期間中、控えめに見積もっても450人分以上のフルタイム職を創出すると予想されており、建設後も350人分の常傭のフルタイム職と、周辺地域に対するプロジェクトの影響により、約200人分の派生的な仕事が生まれると期待されています。


  • 地元住民の雇用を第一優先。プロジェクトのデザインと建設に関連する新規雇用の少なくとも51パーセントをワシントンDC住民が占めることになります。


  • CBEへの注力。この開発計画は、コロンビア特別区認定事業体(CBE)にとって大きな機会を生み出します。対象となる開発・建設サービスの少なくとも35パーセントがCBE請負業者によって行われ、請負契約に関連するCBE開発・建設費は6000万ドル以上になると推計されています。さらに、CBE事業体パートナーは、プロジェクトの開発業者株の20パーセントを所有します。



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シティセンターDCについて



広さ10エーカーのシティセンターDC(www.citycenterdc.com)は歩行者に優しいユニークな複合施設で、ワシントンDCのダウンタウン中心部、ノースウェスト地区のニューヨーク・アベニューと、9th、H、11thの各ストリートに囲まれた場所に位置します。プロジェクトの第1フェーズを飾ったのは、ビル6棟の地上階を占める面積約19万1000平方フィートの小売スペースです。ビルは他に面積52万2000平方フィートのオフィススペース、賃貸マンション458室、共同住宅216室、公園、中央広場、歩行者専用道路、通路で構成されています。



ロンドンを拠点とし、建築・デザイン・プラン作成を手がける国際的事務所のフォスター+パートナーズがマスタープラン策定を担当し、またオフィスと分譲住宅部分の設計も行いました。ワシントンDCの建築事務所のシャロム・バラネス・アソシエイツはマスタープランの提携建築事務所を務め、賃貸マンション部分のデザインを主導しました。



プロジェクトは2011年3月に着工し、2013年12月には住宅棟の入居が、2014年初めにオフィスと小売スペースの入居が始まりました。クラーク・コンストラクション・グループ、ワシントンDCのスムート・コンストラクション、マキサック・アンド・マキサック間の共同事業が、元請負業者となりました。コンラッド・ワシントンDCは現在建設段階にあり、最初のテナント入居は2019年第1四半期になると見込まれています。



50万平方フィートのオフィススペースと4万平方フィートの追加の小売スペースから成るシティセンターDCの第3フェーズの建設を行うのは、グールド・プロパティー・カンパニーと、パートナーのオックスフォード・プロパティーズ・グループです。このフェーズの開始日はまだ決定されていません。



ハインズについて



非公開の世界的な不動産投資企業のハインズは1957年の設立で、20カ国182都市に拠点を有します。ハインズは891億ドルの資産を管理しており、そのうち425億ドルは当社の受託資産運用サービスにより、466億ドルは第三者不動産レベルのサービスにより運用されています。当社は現在、世界各地で109件の開発計画を進めており、これまでに開発、再開発または買収した不動産物件は1126件で、総面積は3億5100万平方フィートにおよびます。当社の現在の不動産および資産管理ポートフォリオは総面積1億9300万平方フィート以上の不動産物件457件から成ります。リスク分野やさまざまな種類の不動産にわたる投資において広範な経験を持ち、持続可能性を重視した開発の先駆けであるハインズは、世界有数の規模と評価を誇る不動産会社です。詳細については、www.hines.comをご覧ください。



カタリ・ディアについて



カタリ・ディアは他に例を見ない規模と構想の下にランドマーク・プロジェクトを建設する、持続可能な不動産開発における世界的リーダーです。当社は開発地域の人々の文化と精神をとらえることに注力し、活気あるコミュニティー作りに取り組んでいます。こうした開発計画は、地元の特徴と伝統を守り反映させるという理念と、独自の目的意識の元に人々が暮らし、働き、訪れたいと憧れる場所を作り出してきた創造力から生み出されています。



カタリ・ディアは現在、世界21カ国以上で合計350億ドル相当の価値を有する39件を超える大型プロジェクトに従事しています。当社はこれまでに、欧州と米州の各地を象徴する場所で、他とは一線を画する世界クラスの不動産開発を行ってきた実績を持ち、ロンドン、パリ、パナマ、チュニジア、ワシントンDCの一等地で数々のプロジェクトに携わってきました。



カタリ・ディアは、長年持続するコミュニティー作りのために、世界の優れた建築家とデザイナーの才能を発揮させる機会を求めています。



www.qataridiar.com



コンラッド・ホテルズ&リゾーツについて



コンラッド・ホテルズ&リゾーツは、豪華な旅をスマートに楽しむ新世代、つまり、人生、仕事、レジャーが境目なく交差する方々のためのブランドです。コンラッドは画期的な方法でゲストの皆さまにインスピレーションを得られる旅をご提案しています。www.StayInspired.comまたは直感的に使えるコンラッド・コンシェルジュ・モバイルアプリで、1、3、5時間のホテルお勧めのプランをご覧いただけます。5大陸の26施設から成るコンラッドは、業界をリードする世界的なホスピタリティ企業であるヒルトン・ワールドワイドの傘下ブランドです。コンラッドのご予約には、www.conradhotels.comをご利用ください。ブランドの詳細については、http://news.conradhotels.comをご覧ください。ソーシャルメディアをご利用の方は、フェイスブックインスタグラムツイッターでコンラッドの情報をご入手いただけます。



ヘルツォーク&ド・ムーロンについて



1978年に設立されたヘルツォーク&ド・ムーロンは5人のシニアパートナーが率いるスイスの建築事務所で、個人住宅などの小規模案件から都市開発などの大規模事業まで、幅広い種類のプロジェクトを手がけることで知られます。当事務所のプロジェクトの多くは、スタジアムや博物館など高い評価を得ている公共施設で、また共同住宅、オフィス、工場などの民間プロジェクトでも優れた成果を残しています。当事務所のランドマーク・プロジェクトには、北京国家体育場(別名「鳥巣」)、ロンドンのテート・モダン、ニューヨークのトライベッカ地区に建った新しい高層コンドミニアムの56レオナード・ストリートなどがあります。ヘルツォーク&ド・ムーロンは2001年に受賞したプリツカー賞(米国)を始め、多数の賞を受けています。



HKSアーキテクツについて



HKSホスピタリティ・グループは、洗練された都市型ホテル、個性的なリゾート、高級スパ、エンターテインメント・ゲーミング・コンベンション・ホテル、ブティック・ホテル、ホスピタリティ施設のインテリア、世界クラスのゴルフ場のクラブハウスのデザインを専門としています。5大陸で建設を進行させているHKSによるホスピタリティ施設案件は、BDの「世界の建築トップ100」リストのホテル・ビジネスおよびホテル・デザイン部門で、国内と世界の一流プロジェクトとしてランク入りしています。世界各国に24カ所のオフィスを持つ当グループは45カ国でプロジェクトのデザインを行ってきた実績があり、数々の賞を受賞し、国内と海外の出版物で取り上げられてきました。



ロテット・スタジオについて



ロテット・スタジオは世界の一流企業とブランドのための企業、ホスピタリティ施設、集合住宅プロジェクトに特化した国際的な建築インテリアデザイン事務所で、コンラッド・ワシントンDCのインテリア・デザインを担当しました。デザイン・コンセプトでは初期の米国のデザインに与えたワシントンDCの歴史的重要性と、ヘルツォーク&ド・ムーロンによるエレガントでモダンなデザインを融合させ、外観と内装を見事に一体化させています。ロテット・スタジオの過去のホスピタリティ案件には、ニューヨーク市にあるザ・サレー・ホテルおよびロウズ・リージェンシー・ホテル、ビバリーヒルズにあるザ・ビバリーヒルズ・ホテルのプレジデンシャル・バンガロー、コロラド州アスペンにあるセントレジス・アスペンリゾート&レジデンシーズなどがあります。



ターナー・コンストラクション・カンパニーについて



グレーター・ワシントン地域で40年以上の経験を有するターナーの中部大西洋オフィスは、この地域で優れた品質のランドマーク・プロジェクトを多数手がけてきたことで、高い評価を築いてきました。北米を拠点とする国際的な建設サービス企業のターナーは1902年に設立され、一般用ビルにいち早く鉄筋コンクリートを使用したことで一躍業界の注目を浴び、クライアントへ安全で強度が高く効率の良いビルを提供できるようになりました。それ以降も発展中の技術を取り入れ、ますます多様なサービスの提供を続けています。年間建設総額が110億ドルに達する米国最大級の建設会社で、主要市場のビル建設分野でトップにランク入りしています。詳細については、www.turnerconstruction.comをご覧ください。



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情報提供元: ビジネスワイヤ