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JR東日本は、6月17日午前11時24分ごろに東北新幹線で発生した回送列車の車両故障について、状況を公表した。
宇都宮〜那須塩原駅間を走行していた回送列車(E8系7両編成)で車両故障が発生し、駅間で停車した。当該車両は自力走行ができなかったことから、駅間に停車した後続列車の乗客の誘導や車両の移動の後、午後5時に全線で運転を再開した。
故障した車両は上野駅発盛岡駅行きで、6月10日に落成後、営業車両として使用する前の確認走行を行っていた。推定原因は補助電力装置の故障により主変換装置に電力が供給されなくなったことで主変換装置内の冷却装置が動作せず、回路保護機能が作動し、車両を動かすモーターが駆動できなくなったことによるものとしている。
このほかに、小山駅に停車中の「つばさ139号」、郡山駅に停車中の回送列車、山形新幹線の福島〜笹木野駅間を走行中の「つばさ139号」でも車両故障が発生しており、関連性を調べている。いずれもE8系で運行していた。
原因が判明するまでの間、E8系の単独運転を全て取りやめる。