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ANAインターコンチネンタルホテル東京は、2023年10月から実施していた大規模改装を完了した。
ラグジュアリーホテル市場での地位向上を図ることを目指したもので、全客室844室のうち759室を改装し、客室数を801室とした。36階にも「クラブインターコンチネンタルラウンジ」を増床したほか、ロビー階の「アトリウムラウンジ」と「カスケイドカフェ」、36階の「MIXX バー&ラウンジ」も改装した。
「クラブインターコンチネンタルラウンジ」は、これまでの35階部分と合わせ、広さ900平方メートル、座席数は約200席に拡大した。皇居、国会議事堂などを一望でき、内装には35階の日本の伝統的な修復技法「金継ぎ」と親和性を持たせ、「日本庭園」をテーマにデフォルメした形状や落ち着きのある色調で表現している。
クラブインターコンチネンタルフロアをこれまでの4層から、30階から35階にかけての6層に拡大し、「クラブコンチネンタル」のルームカテゴリーは、スイートルーム92室を含む全193室に増室した。
新たに、全60室の「水スイート」と全6室の「空スイート」を増室した。「水スイート」は、シングルルームを隣接するダブルルームと繋げる形でスイートルームに転換し、より高い居住性を確保した。「空スイート」は、寝室とは独立したリビングルームが特徴で、エントランスの脇にウォークインクローゼットを設け、ビジネスでの長期滞在や家族での滞在にも適しているという。
改装した客室は、内装の基調色を7階から26階は寒色系、27階以上は暖色系として差別化したものの、カーペットやヘッドボードの壁、ペンダント照明などには折り紙の折り目をデザインモチーフとした幾何学模様を展開し、椅子やクッションなどに施した日本的な色彩とともに一体感を創出するなど、和モダンが感じられるデザインは共通化している。
「アトリウムラウンジ」は、全体の基調色を柔らかな印象のピンクベージュとし、天井高を生かした立体的な照明使いを新たに採り入れ、均一で明るい印象の空間とした。新たにモバイルオーダーを導入し、各レストランの提供メニューをも提供する。バーエリア「ジュネヴァ ロビーバー」も新設した。
「カスケイドカフェ」は、淡いベージュ系のカラースキームで統一し、照明使いも均一に明るくなり、より開放感が感じられる空間となった。グループ利用に配慮し、2か所にロングソファーを設置。ブッフェ周りはオープンキッチンとした。
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