帝国データバンクは、4月の企業の倒産件数が758件と、前年同月比で8ヶ月連続で増加したことを明らかにした。4月としては5年ぶりに700件を上回った。



負債総額は1,614億6,700万円で、前年同月比54.3%増えた。業種別では、7業種中6業種で前年同月を上回った。小売業は5ヶ月、建築業は8ヶ月連続で増えた。サービス業の中では、宿泊業が25件と過去最多を記録し、件数全体を押し上げた。



規模別では、負債総額5,000万円未満の倒産は441件で、約6割弱を占める。地域別では、9駐機中8地域で前年同月を上回った。負債トップはWBFホテル&リゾーツの約160億円だった。ファーストキャビンと関連会社、ロイヤルオークリゾートなど、宿泊業の数十億円規模の大型倒産も相次いだ。



帝国データバンクでは、借入金が嵩み、低稼働が続くホテルや旅館のほか、飲食店などを中心に、倒産する企業が緩やかに増加する見通しを示している。

情報提供元: Traicy
記事名:「 4月の企業倒産は758件、負債トップはWBFホテル&リゾーツの約160億円 帝国データバンク調査