三菱造船は、阪九フェリー向けの新造船の命名・進水式を実施した。
新造船は「やまと」と命名され、今後は艤装工事を経て今年6月に阪九フェリーに引き渡される。阪九フェリーが運航する既存カーフェリー4隻のうち「やまと」の代替船として2019年8月に命名・進水した1番船「せっつ」とともに、新門司~神戸航路に就航する。
新造船就航を記念して、阪九フェリーは、特設サイトのアンケート回答者の中から抽選で30名に乗船券をプレゼントするキャンペーンを実施している。キャンペーン期間は1月10日から2月29日まで。
「やまと」は、1番船「せっつ」と同型で、長さ約195メートル、幅29.6メートル、深さ20.6メートル、喫水6.7メートル、総トン数約1万6,300トンを誇る。船のコンセプトは「星空と海をのぞむ癒しの旅」で、内装は門司港レトロの街並みをイメージしている。また、新型最適船型の採用などにより在来船と比べ約6%の省エネルギーを実現し、2020年から全海域が対象となる硫黄酸化物の排出規制への対応策として排ガス処理装置を搭載し、環境への配慮も施されている。