KLMオランダ航空は、4月19日、東京都内で新ビジネスクラスミール「Anytime for you-お好きな時に」のプレゼンテーションを行った。



「Anytime for you-お好きな時に」は、2017年6月にアムステルダム〜ヨハネスブルグ線より開始し、同年7月にはアムステルダム〜バンコク線でも提供を開始している。今年3月26日からは、東京/成田発アムステルダム行きで提供を開始している。7月2日からは大阪/関西発アムステルダム行きにもサービスを拡大する。





3月26日から10月28日までは、「パルマ産生ハム入りイタリアンサラダ」、「和風弁当」、「チーズバーガー」、「野菜のヘルシー丼」、「チョコレートムース、バニラソース添え」を提供する。10月29日から2019年3月24日までは、「とんかつ」、「和風弁当」、「シーザーチキンサラダ」、「ベジタリアンクラブサンドイッチ」、「オレンジクリームとヘーゼルナッツのヌガームース」を提供する。メニューは年に1回、夏期と冬期スケジュールで切り替える。





搭乗時に提供するウェルカムドリンクも、従来の数種類から選択するものではなく、機内で提供できる全てのドリンクから選択できるようにした。さらに離陸前にアミューズも用意する。着陸直前には緑色でキュウリが入った「グッドバイドリンク」を提供する。





日本線のワールドビジネスクラスでは、ホテルオークラアムステルダムの日本料理店「山里」の富川正則総料理長が考案した、本格的な和食を提供している。8種類の前菜、鯛の切り身が入った茶碗蒸し、焼鮭と木の芽味噌、季節の炊き込みご飯やお味噌汁など、ホッとする味に仕上がっている。白米は機内で乾燥して固くなりやすいため、炊き込みご飯にして上に具材を敷くことで乾燥しにくくなるように工夫した。



自発的に研修を希望した客室乗務員の中から研修を受けさせ、提供する3路線に7週間から8週間ごとに必ず乗務するようにしたほか、盛り付けなどの手間がかかるため、客室乗務員の人数も1人増やして、34席に対して3人の客室乗務員が乗務することで、より手厚いサービスを提供する。日本路線では機材によって2人から3人の日本人客室乗務員も乗務している。





テーブルウェアはオランダのデザイナー、マルセル・ワンダーズ氏が手掛け、皿やカップのみならず、箸やマドラーまでもデザインした。アメニティキットはヤン・タミニュ氏のデザイン。機内でプレゼントするオランダ伝統の家を模した陶器のミニチュアハウスはすでに98種類にも及び、世界中にコレクターがいるという。



KLMオランダ航空は、東京/成田・大阪/関西〜アムステルダム線を毎日運航している。ボーイング787-9型機では機内Wi-Fiも提供しており、ボーイング777型機にも2018年内に一部機材に装備することを計画している。

情報提供元: Traicy
記事名:「 KLMオランダ航空、ビジネスクラスでいつでも注文できる軽食 ウェルカムドリンクは”何でも注文可”