ドアハンドルがグリップタイプからフラップタイプになったのも見逃せない。最近ではi4もフラットタイプが採用されているので、これからBMWのモデルで増えてくるのかもしれない。
またBMW 4シリーズと同じ、特注のチューニングを施した洗練されたシャーシテクノロジーのおかげで、セグメントで傑出したスポーツの腕前を発揮するという。また前モデルに比べて敏捷性、ステアリング精度、コーナリングダイナミクスが大幅に改善されている。パワートレインとシャーシで、車のステアリング動作と横方向の加速力の蓄積を最適化し、動的なコーナリングと巧みに制御されたドリフトを可能にしている。
発売当初のラインナップとしては、BMW Mパフォーマンスモデルで、374psを発揮する直6エンジンを搭載したM240i xDrive クーペ、2.0ℓガソリンエンジンの220iクーペと、ディーゼルエンジンの220dクーペの3種類が用意される。おそらく先代型同様に、ハイパフォーマンスモデルであるM2も今後用意されるだろう。駆動方式は、M240iはAWD、220iクーペと220dクーペはFRとなる。
インテリアは最近のBMWモデルと共通のデザインが採用され、質感は飛躍的に向上している。ダークグラファイトマットの新しいインテリアトリムストリップが標準装備で、ドアパネルには新しい台形のアクセント面が組み込まれており、オプションのアンビエント照明が指定されている場合は、スタイリッシュにバックライトが点灯する。
また前方衝突警報、制限速度情報、車線逸脱警報、ブレーキ機能付きクルーズコントロールなど最新の運転支援システムも備わっている。
メキシコにあるBMWグループのサンルイスポトシ工場で製造され、 2022年初頭に欧州で市場投入される予定だ。日本での発売はまだ先だが、FRクーペとして手頃なサイズ感は日本でもぴったり。導入が楽しみな一台だ。