このたび設定された特別仕様車「C3モダンサロン」の発想は、そんなC3のリラックスした快適性を“居心地のいいリビング”の延長ととらえたことから始まった。人に優しい居心地のよさと、C3のデザインキーである“角を落としたやわらかな四角”という要素からインスパイアされたのが、ミッドセンチュリーモダンのテイストだ。
チャールズ&レイ・イームズ、ジョージ・ネルソン、イサム・ノグチらの作品で知られるミッドセンチュリーモダンの名作家具の数々は、第二次大戦の戦後復興期における当時の最先端素材であるプライウッド(積層合板)やFRP(繊維強化樹脂)を意欲的に取り入れたインテリアなどのムーブメントが結実したものだった。戦後の開放的な空気感を背景としたポップな意匠とグラフィック、色を特徴としている一方で、当時の最先端テクノロジーを使いながらも、技術や手段におぼれることなく、そこにあったのは使う人の気持ちと実用性に配慮した人への優しいまなざしだった。それこそが現在においてもミッドセンチュリーモダンが愛され普遍性を持っている理由といえる。
同様にシトロエンもまた、普遍的な快適性の追求と“Inspired by You”のブランドタグラインにある人へのまなざしを欠かしていない。ミッドセンチュリーモダンとシトロエンが共通して持つ理念が、この特別仕様車「C3モダンサロン」へと結びついたのである。
「C3モダンサロン」は、前述アドバンストコンフォートシートを備えたSHINEをベースに、フォグランプベゼル、Airbump(エアバンプ)アクセント、Cピラーステッカー、そしてダッシュボードパネルにミッドセンチュリーモダンのテイストの特別な意匠を施している。
グラフィックのモチーフとなったのは、C3のシグネチャーのひとつであるボディサイドのエアバンプ。積層合板の優しげなカーブにも相通じるエアバンプの角を落としたやわらかな四角を要素として取り入れ、まるで当時実在したかのようなミッドセンチュリーモダン的なオリジナルのグラフィックが創られている。
ボディカラーはサーブルとブラン バンキーズの2色を設定。基準車のSHINEではスプリングブルーかブランバンキーズのボディカラーに限定されていたアドバンストコンフォートシートをサーブルに展開している。このシートは初回導入限定車の「C3 EDITION 2021」に装備されていたものと同じもので、テップレザーを一部にあしらった特別な仕様のものだ。
なお、アクティブセーフティブレーキ、LEDヘッドライト&インテリジェントハイビーム、フロント&バックソナー、バックカメラ、16インチアロイホイールなどの主要装備はSHINEグレードと同一となる。
「C3モダンサロン」成約記念として、購入したボディカラーに合わせたグラフィックの特製リラックスクッショが2個セットでプレゼント。車内では同乗者がより快適に過ごすことができ、また自宅に置けばインテリアのアクセントとなりつつ、つねに愛車を感じることができるアイテムとなっている。
●シトロエン公式WEBサイト「C3モダンサロン」