ウルティウム・バッテリー・プラットフォームは、GM(ゼネラル・モータース)が開発するEVプラットフォームだ。GMは、2025年までにEVの世界販売台数を100万台以上に押し上げようとしている。ウルティウム・バッテリー・プラットフォームは、その中核となるプラットフォームだ。
GMとして、ハマーEV(HUMMER EV)、キャデラック・リリック(LYRIQ)、シボレー・シルバラードの電気ピックアップトラックなどが開発されている。
それに加えてホンダ・プロローグ、アキュラのSUVが登場するわけだ。
ホンダは、将来のEVの競争力を確保するためにバッテリーの大容量化と低コスト化を進めている。そのための鍵を握るのは全固体電池の実用化だ。その一環として今年度から実証機による生産技術の検証を開始する。実用化の目標は10年後というから、ホンダ・イー・アーキテクチャーは全固体電池搭載も織り込むEVプラットフォームになるということだろう。
これらの開発により、ホンダは、2050年のカーボンニュートラルに向けて、2030年には電気自動車と燃料電池車の販売台数を40%、2035年には80%、2040年には100%にする計画だ。