今回の共同実証では、ETC2.0システムを活用した運行管理サービスを試験的に提供し、技術や事業面での検証を実施。高価なデバイスを新たに購入することなく利用可能な運行管理サービスを実現し、中小規模の物流業者でもコストを抑えた物流車両の運行管理を可能とすることで、物流業界全体の業務効率化の後押しを目指す。
ETC2.0システムは、2015年から導入が始まり、これまでに約 648 万台の車載器が搭載されている(2021年5月末時点、ETC総合情報ポータルサイトより)。料金収受に特化した従来の ETC を進化させたシステムで、車載器が持っている特有の情報が全国の高速道路等に設置された ITS スポットを経由して収集される。
スマートドライブの多種多様な業種業態におけるモビリティデータを利活用したサービス「Mobility Data Platform」などで培った知見と、パナソニックのハードウェア開発とETC2.0データ活用に関する知見をかけあわせ、使いやすいUI、活用しやすいUXをベースとした運行管理サービスを開発し、主に物流業界に向けて2021年内の実証サービスの提供を目指す。