また仕様面においては、O-RAN Allianceが定めるO-RANフロントホールインタフェース仕様(※2)に準拠しており、異なるベンダの基地局装置とも接続が可能ため、多様なユースケースや回線構築ニーズに応じた柔軟で最適なネットワークを実現する。
NECは従来から、グローバル市場において5G基地局装置を展開しており、複数の通信事業者との実証実験に加えて商用向けの採用実績も有している。今回の製品ラインアップ強化をはじめ、今後もグローバル5G事業を推進し、Open RAN市場でのトップポジションを目指す。
NECは本製品について、6月28日(月)~7月1日(木)まで開催されるモバイル業界で最大のイベント「MWC Barcelona 2021」に合わせて、特設サイトにてバーチャル展示する。
※1 MIMO(Multipul Input Multipul Output)を高度化した技術。多数の独立したトランシーバの自由度を活かし、空間多重と無線伝搬路の品質安定性を同時に向上する技術。5Gにおいては4Gの直交周波数多重・時分割多重に加え、空間多重によるさらなる周波数利用効率向上を目指して開発・導入された。
※2 「O-RAN Alliance」(Open Radio Access Network Alliance)で策定された基地局装置の親局と無線子局の間をつなぐオープンインタフェース。