ドライブシャフトは、機械の動力をワークロールに伝える回転軸であり、圧延機においては、振動や衝撃に加え高温かつ水やスケールの飛散などを伴う過酷な環境下で24時間連続稼働される為、強靭さが求められている。圧延機においてドライブシャフトの故障は、機械の稼働率に直接影響を与えることから、日々の保全活動は生産性向上とコスト削減の鍵となる。
そこでジェイテクトは、長寿命化技術と補修メンテナンスサービスとを組み合わせて提供することにより、顧客の生産性向上と安定操業に貢献していく。
◆ 主な補修事例と技術提案
◎ 構成部品単位に分解洗浄後、外観点検、寸法測定、非破壊検査し、豊富な知見や経験に基づき補修内容を提案。
特に軸受部品でもあるクロスベアリング(下図)には軸受メーカーとしてのノウハウから最適な補修諸元を設定。
◎ 履歴管理データベースによる定期点検補修サイクルの提案→突発費用の抑制(補修費用の安定化)
◎ ドライブシャフトの使用状態の共有化による技術提案
◇ 定期補修は製品寿命に達する前に実施
ジェイテクトの熱間圧延機用ドライブシャフトは日本・韓国の約80%のシェア(同社比)を獲得しており、そのノウハウから顧客の生産性向上と安定操業、CO2削減に貢献していく。
【販売目標】
販売先:国内外鉄鋼メーカー
販売目標:5億円/年
【製造工場】
光洋機械工業(同社グループ会社)