1980年代にハイソカーブームを巻き起こした先駆者的存在がマークⅡ三兄弟(マークⅡ、チェイサー、クレスタ)とソアラ。いずれもスーパーホワイトのボディを身に纏い助手席に女性を乗せて走るのがステイタスだったが、こちらのオーナーの購入動機はちょっと違う。クラストップになるツインターボ&5MTが魅力だったのだ!

他グレードは2本スポークだがツインターボだけ3本になるステアリングでこちらの車輌は表皮だけ張り替えリフレッシュ。この時代すでにオートエアコン。パイオニアのステレオも純正。5速MT車は当時納期2カ月待ち。シフトノブは擦れて新品に交換し、スナック風の他グレードと違いツインターボはスポーティなデザインのシートを標準装備していた。

1980年代当時は東京だけでなく、たいていの都市に白いトヨタ車が溢れかえっていた。親のクルマなのか長期ローンを組んで買ったのか、その多くに若者が乗っていたことも特徴。今のようにネットも携帯もない時代だから、背伸びしてクルマを買いナンパするのが当たり前で、そうしないと出会いもなかった。




でもそんな風潮とは関係なしにハイソカーを手に入れるケースもある。ハイパワーを重視する人たちだ。1984年に5代目となったマークⅡは、85年になって日本初のツインターボエンジンをラインアップ。当時グロス表記だった日産のJFターボが205馬力のところ、マークⅡはネット185馬力でトップだった。




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情報提供元: MotorFan
記事名:「 1985年式 TOYOTA MARKⅡ HT2000GT TWIN TURBO ツインターボを搭載したハイソカー