ステランティスのカルロス・タバレスCEOは次のように述べている。
「今日、美しいデザインや革新的な技術と同様に重要なことがあります。それは、車載機能がいかにお客さまの生活を向上させるかということです。ソフトウェアは、わたしたちの業界にとっての戦略的な動きであり、電動化技術がそうであったように、ステランティスは革新を促すコネクティビティとサービスの迅速な開発を可能にする会社であるモバイルドライブで自動車業界をリードするつもりです」
一方、フォックスコンのリュー・ヤンウェイCEOのコメントはこうだ。
「未来の自動車は、ますますソフトウェアドリブンであり、ソフトウェアで定義されるようになるでしょう。現在、そして将来のお客さまは、ドライバーや乗客とクルマの内外をつなぐ、ソフトウェアによる創造的なソリューションを求め、期待しているのです。
モバイルドライブは、デザイナー、ソフトウェアおよびハードウェアエンジニアのチームとともに、これらの期待に応え、それを上回るものを提供いたします。これは、世界の人々のクオリティ・オブ・ライフを向上させるためのスマートテクノロジーの開発と応用におけるフォックスコンにとって当然ともいえるグローバルなリーダーシップの延長にあるのです」
モバイルドライブによるすべての開発は、ステランティスとフォックスコンの共同所有となる。オランダを拠点とするこの合弁会社は、自動車メーカーのサプライヤーとして、ステランティスをはじめとする他の自動車メーカーにソフトウェアソリューションと関連ハードウェアを供給する競争力をもったサプライヤーとなり、インフォテインメント、テレマティクス、クラウドサービスのプラットフォーム開発に注力し、人工知能ベースのアプリケーション、5G通信、OTA(Over The Air)によるサービス、eコマースの機会、スマートコクピットの統合環境などのソフトウェアイノベーションに注力する。