この当時はまだレバー操作によりFFと直結4WDを切り替える方式が採用されていたが、同時期に国産車初の快挙だったFFでのAT車も設定されている。いずれは4WDのATが実現するだろうと感じさせたものだが、これが現実になるのは2代目になった81年のこと。これまた国産車初の4WDのAT車だった。
4WDでATなんて今では常識だが、当時は前例がない。前後輪で変化する駆動力の差を、クラッチで切ることができないからATとの組み合わせは至難の技。そこで後輪トランスファーにクラッチを装備するMP-Tを新開発。
MP-Tが実現したから現在主流のトルクスプリット4WDも可能になった。偉大な技術なわけだが、今も憶えている人は多くないだろう。なにせレオーネがマイナーな存在だからだが、そこへ愛情を感じる若いオーナーがいた。
詳しく知りたい方は2021年4月発売のG-ワークス6月号をご覧下さい♪