NA車のエンジンは燃焼効率を高める「デュアルインジェクションシステム」や燃焼温度を抑えることでノッキングの発生を抑制して最適なタイミングでの燃焼を実現させる「クールドEGR」がスズキの軽自動車として初採用されている。さらに全車の各種安全装備も格段に進歩したものとなっている。
軽トールワゴンとSUVとのクロスオーバーという意欲的かつ斬新な車種として2014年1月8日に発売された初代モデルは大好評を博し、グッドデザイン賞をはじめ、スズキ車では初となる2014 - 2015年次 日本自動車殿堂カーオブザイヤーを受賞、なおかつ同年次の RJCカーオブザイヤーやオートカラーアウォード2015グランプリも受賞するなど各方面で高く評価された。
体感的にも視覚的にも軽ワゴン車と同等のゆとりある室内空間を持たせつつ、大きめのホイールやサスペンションストロークの採用で高めの地上高を確保したりパンパー接地を低減、足まわりの最適化チューニングにより安定感のあるハンドリングとSUVらしい重厚な乗り心地を確保している。また、小回り性にも優れている。
エンジンはR06A型で、自然吸気 (NA) とインタークーラーターボ付きの二種。「A」を除くNA・CVT車にはアイドリングストップシステム「エネチャージ」(2015年の一部改良でマイルドハイブリッドシステムの「S-エネチャージ」に進化変更)が装備されて燃費向上の一助となっている。
排気量:658cc トランスミッション:MT
平均燃費:24.0km/ℓ
長所:ハイトワゴンなどに在りがちなオラオラとは縁遠いシンプルなデザイン。
短所:足回りの悪さ・前輪の突き上げ感(前後ともカヤバNew SRスペシャルに交換)。アイドリングストップの煩雑さ。
評価
外観:★★★★★ デザインが気に入って購入しました。
室内:★★★★☆ シンプルですがタコメーターは欲しかった。
走行性能:★★★☆☆
燃費性能:★★★★★
装備:★★☆☆☆
満足度:★★★★☆
このクルマの購入を検討している人にひと言
「何と言ってもMTは楽しいです」
排気量:660cc トランスミッション:CVT
平均燃費:22.0km/ℓ(往復26kmで主に通勤に使用)
長所:実燃費がいい。ライトが明るい。
短所:ショックが固い。
評価
外観:★★★★★
室内:★★★★☆
走行性能:★★★★★
燃費性能:★★★★☆
装備:★★★☆☆
満足度:★★★★★
このクルマの購入を検討している人にひと言
「思ってたより実燃費がいいです」
排気量:660cc トランスミッション:CVT
平均燃費:26.0km/ℓ(郊外モードに近い走行)
長所:室内騒音(エンジンノイズ、ロードノイズ、風切音 等)が静か。燃費が良い。通勤(高速道路なし)で26㎞/ℓくらい。コーナリングが安定している。
短所:CVTのサブトランスミッションの切り替えショックが気になる。坂道での登坂性能が劣る。暖房の効きが遅い(暖かくなるまで時間がかかる)。
評価
外観:★★★★★ かわいらしく、たくましく、すっきりしたデザイン。
室内:★★★★☆ 軽自動車としては良いと思う。シンプルで良い。
走行性能:★★★★☆ 乗り心地や静粛性は優れるが登坂性能は劣る。
燃費性能:★★★★★ カタログ値と同じくらいで満足。
装備:★★★☆☆ 過不足なく良い。
満足度:★★★★★ 静粛性、燃費、スタイル、乗り心地、コーナリング性能が素晴らしい。
このクルマの購入を検討している人にひと言
「飽きがこないスタイルと高い走行性能で長く乗れる車です」