また20年5月以来、9か月連続で4万台以上の販売をキープしており、新型コロナ禍においても、北米でスバルが根強い人気を集めていることがわかる。
21年1月に活躍が目立ったのが、クロストレック(日本名XV)だ。1万431台という販売台数は、1月としては過去最高のもの。フォレスター(1万3207台)、アウトバック(1万1784台)と合わせて、北米スバルの3本柱の一角を占めるまでに成長している。
販売担当の上級副社長であるジェフ・ウォルターズ氏は、好調だったセールスを次のように総括している。
「お客様から好評だったアウトバック、フォレスター、クロストレックの3台は、冬の天候を乗り切るのに最適な安全性と信頼性を備えています。1月の販売目標を上回り、今後数か月間もこの勢いを維持できることを期待しています」
2月になってから、アメリカの東部では記録的な大雪が降っている。ニューヨークの中心部では、なんと40cmを超える積雪を記録したという。由々しき事態ではあるが、こうした不安定な気候も、SUVの人気を高める要因となるのだろう。
ここ最近、快進撃を続けていた北米スバルのセールスだが、2020年は新型コロナの影響で成長にストップがかかってしまった。21年はV字回復の年となることが大いに期待できそうだ。
北米スバル・車種別販売台数【2021年1月】
フォレスター:1万3207台(+0%)
インプレッサ:2771台(−30.3%)
WRX/STI:1555台(+11.2%)
アセント:4743台(−15.4%)
レガシィ:1746台(−29.3%)
アウトバック:1万1784台(+3.6%)
BRZ:163台(+45.5%)
クロストレック(日本名XV):1万0431台(+28.3%)
トータル:4万6400台(+0.25%)