1月26日、ビー・エム・ダブリューはBMW 3シリーズセダンおよび4シリーズクーペに設定された高性能モデル「BMW M3」「BMW M4」の日本導入を発表し、同日発売した。税込車両価格は「M3コンペティション」が1324万円から、「M4コンペティション」が1348万円からで、M4には6速MT仕様の「M4(1298万円)」も設定された。顧客への納車は3月以降の予定だ。

25kgの軽量化とともに魅力的なオプション装備を標準化した「トラックパッケージ」を設定

新型M3/M4には、新開発の3.0ℓ直列6気筒ツインターボエンジンを採用。M4は480ps/550Nmを、M3コンペティションとM4コンペティションは510ps/650Nmを発揮する。トランスミッションは8速ATの「Mステップトロニック」(M4は6速MT)を組み合わせる。0-100km/h加速タイム(欧州仕様値)は、M3/M4コンペティションがいずれも3.9秒、M4が4.2秒をマークする。

ボディ含めて、ドライブトレインを構成する各種パーツにはアルミニウムを多用することで軽量化をはかり、運動性能を高めている。さらに、Mアダプティブ・サスペンションを標準装備し、スポーツドライビングのみならず、街中走行時の乗り心地向上も実現している。

ブレーキシステムは、サーキットトラックなどでよりハードな走行を可能とするため、耐熱、耐フェード性能に優れた大径ブレーキディスク、軽量化された6ポッドMコンパウンドブレーキを標準装備。さらに、耐摩耗性能、耐熱性能をより高めたMカーボンセラミックブレーキを、オプション設定している。ホイールサイズはいずれもフロントが18インチ(タイヤサイズは275/40ZR18)、リヤが19インチ(同285/35ZR19)だ。

M3/M4コンペティションに設定された「トラックパッケージ」は、運動性能をより高めるため、先進安全機能を装備しないことで、約25kgの軽量化を実現。その一方で、Mドライバー・パッケージ、Mカーボンセラミックブレーキ、Mカーボンバケットシート、Mドライバー・パッケージ等が標準装備され、よりサーキット走行を意識したモデルとなっている。

エクステリアは迫力ある縦型の大型キドニーグリルを採用し、水平方向にはダブルバーを採用。大出力にあわせエンジンの冷却性能を高めるためにエアインテークを大型化することで、他のモデルとは一線を画した存在感を放っている。サイドはMモデル専用となるサイドギル、ドアミラー、そしてダウンフォース性能を得るためのリヤスポイラーを標準装備。リヤでは、迫力のあるMスポーツエキゾースト、空力特性を高めるためのディフューザー、さらにトレッドをワイドにすることで、後ろ姿からもハイパフォーマンスモデルであることを主張している。

日本仕様のボディサイズは、M3コンペティションが全長4805×全幅1905×全高1435mm、M4/M4コンペティションが全長4805×全幅1885×全高1395mm。ホイールベースはいずれも2855mmだ。

インテリアデザインにおいては、Mスポーツシートのほか、Mロゴが輝くドアシル、Mモデル専用にデザインされたメーターパネル、M専用ステアリングホイールを採用することで、キャビンにいても、高揚感の高まるドライビングフィールが感じられる仕立てに。なおシートは、よりスポーツ走行に適したMカーボンバケットシートがオプション設定されている。

なお、新型M3/M4には、アクティブクルーズコントロールやレーンチェンジウォーニングを始めとする先進安全運転支援機能で構成する「ドライビング・アシスト・プロフェッショナル」や「パーキングアシスタント」を標準装備するほか、高速道路の渋滞時にドライバーの疲労軽減に寄与する運転支援システム「ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能」、AI技術を活用した音声認識機能「BMWインテリジェント・パーソナル・アシスタント」、さらに先進のコネクティッド技術を用いた「BMWコネクテッド・ドライブ」が採用されている。

●「BMW M3/M4」モデルラインナップ


・M3コンペティション(8速AT):1324万円


・M3コンペティション・トラックパッケージ(8速AT):1436万円


・M4(6速MT):1298万円


・M4コンペティション(8速AT):1348万円


・M4コンペティション・トラックパッケージ(8速AT):1460万円


※価格は消費税込み

情報提供元: MotorFan
記事名:「 BMWが高性能モデルの新型「M3」&「M4」を発売! M4には6速MT仕様も設定