日産・セントラをベンチマークとして各種のシミュレーションを行なった結果、最大で35%もの燃料削減データが得られたとしている(スクデリエンジンをミラーサイクル運転、エアハイブリッドを併用時)。
上で説明するのが、5つの運転モード。構造はふたつのシリンダー/エアタンクだが、内容はエンジンとモーター/バッテリーと似通っているのがおわかりいただけるだろう。大きなエキストラコストを発生させることなく、使い慣れたエンジン/高圧タンクというデバイスで同等の効果を得る。
空気を用いるというと突拍子もない話に思えるが、ドイツ・ボッシュが油圧を用いるハイブリッドシステムを打ち出してきた。ついこの間までは荒唐無稽だったシステムが、今日からは当たり前となる。可能性として、ない話ではない。