購入したのはBMW 320d SPORTである。
エンジンは、B47型2.0ℓ直4ディーゼルターボでパワースペックは最高出力:190ps(140kW)/4000rpm 最大トルク:400Nm/1750~2500rpmである。
320dの平均燃費は15.4km/ℓ(平均速度29.0km/h)だった。320dスポーツのJC08モード燃費は21.4km/ℓ。現行320d xDrive Joy+(4WDモデル)のWLTC燃費が15.3km/ℓだから、ほぼ同じ数字が出ている。
さて、320dの15.4km/ℓをどう見るか?
当然だが、使用燃料は軽油である。
2020年末の燃料の平均価格が
レギュラー:128円
ハイオク:143円
軽油:109円
であるとすると、320dは1km走るのに7.08円かかるという意味だ。
燃料がレギュラーだったら
128円÷7.08=18.2km/ℓ
ハイオクだったら
143円÷7.08=20.2km/ℓ
となる。輸入車の燃料はハイオク指定であることが多いから、320dと同じ燃料費とするなら、20.2km/ℓで走らないといけないわけだ。
ちなみに、筆者が前に所有していたF30前期型320iの生涯燃費は11.5km/ℓだったから、7344km走るのに320iだと638.6ℓのハイオクガソリンが必要だったわけだ。
320dだと476.9ℓの軽油を消費したことになる。
燃料費は
320d:476.9ℓ×109円=5万1982円
320i:638.6ℓ×143円=9万1320円
と計算できる。320dの方が3万9338円、燃料費が安く済んだわけだ。
例えば、いま20km/ℓのレギュラーガソリンで走るクルマがあるとする。
同じ燃料費とするなら6.4円/kmということだから
ハイオク:22.3km/ℓ
軽油(ディーゼル):17km/ℓ
ということである。
2回目の12カ月点検では
・エンジンオイル交換(BMW GROUP LL-04 5W-30 5.0ℓ)
・オイルフィルター交換
・トランスミッション
・エアコンマイクロフィルター交換
・ワイパーブレード交換
をしてもらった。
前後ブレーキパッドの残量は
F:11.0mm(前年12月は12.5mm) R:10.5mm(同じく10.5mm)
だった。
このペースで走行するとフロントブレーキもリヤブレーキもあと7万km走れるそうだ。
前後タイヤ残溝は
F:5.5mm(6.0mm) R 5.0mm(5.5mm)
だった。
ナビゲーションのマップデータを2021年1月版へアップデート。
そのほかに、「グレースノート20-1へアップデート」というのがリストにあった。
グレースノート?
調べてみると
「音楽、TV番組、映画、スポーツに関するメタデータとコンテンツ認識技術で、Apple、Amazon、Time Warner Cable、Teslaなど世界有数のプラットフォームやサービスにGracenoteは搭載されています」とある。CDをスロットに挿すと、自動的にアルバムタイトル、アーティスト、曲目を表示してくれるのは、毎回どこかへデータを読みにいっているのかと思っていたら、そうではないらしい。今回の20-1(2020年1月という意味だろう)へのアップデートをしてもらったが、最新のCD(2020年11月リリース)を入れると、やはり曲名もアルバム名も出てこなかった(これまで一度もそういうことがなかったのは、どうやら古いCDばかりかけていたからのようだ)。
そんなわけで、2018年F30最終型BMW320dは好調である。
2021年は心置きなくロングドライブに出かけたいと思う。対面してお話を伺える取材の機会も以前のように戻ることを、心から祈っている。
2021年が皆さんにとって素晴らしい年になることを祈っています。