ワクワクしたり、落ち込んだり、かと思えば気が大きくなったり……の、35(クルマ)購入への道程、ぜひ一緒に楽しんでください。
TEXT&PHOTO:生江凪子(Naco NAMAE)
PHOTO:Motor-Fan.jp / Special thanks:NISSAN
日産 GT-R R35が好きな、興味がある皆さま、こんにちは。11回目の【女性編集者、R35を……買う?! 】です。この連載が始まった頃にはまったく想像もしないほどのたくさんのかたにご覧いただけていること、本当にうれしく思っています。ありがとうございます。
さて今回は、R35に乗ったことで起こった小さな「心の変化」(いいこと)の話です。
あ! いつもたくさんのお気遣いをいただくので、先に。トップの画像は、帰ろうとエンジンをかけた瞬間に写真がないことに気づき、パチっと一枚撮ったものです。警告灯が点灯しているのは、航続可能距離が100kmを切ったためです(98kmでした!)。この後すぐにガソリンスタンドに入りましたのでご心配なく!
どんな人でも落ち込んだり怒ったりすることはあるかと思いますが、そんなとき儀式のように周るドライブルートはありますか?
ここをドライブすると落ち着くという場所やルート、きっと皆さんもありますよね。
ちなみに先日の伊豆ドライブマップも、私のかなりお気に入りのルートです(日常的に落ち込んだときにすぐに行かれないところが残念)が、今回は長距離ではなく、本当に日常でちょっと気分転換に行かれる場所の話です。
御多分に洩れず、私にもあります。いままでも、愛車で数え切れないくらいそのルートをこなしました。夜中に行き、泣きながら朝を迎えたこともありました。あの頃は若かった……(遠い目)。
さて「そこ」とは。海です。海。
昭和オンナの落ち込む場所といえば、海でしょ!
とりあえず、海に行けば「なんとかなる」んですよ。これ、本当に。
こういう話をすると「バブル世代は、いまだに色々引きずってて痛い」とか言われますがどうでもいいです。好きなんだもの、海。いやまて、そもそも私、バブル世代じゃないし。チョット若いし。
ユーミンとか山下達郎とか、オフコースとか、アース・ウィンド・アンド・ファイアーとか、クリストファー・クロスとか、ミック・ハックネルとか、ジェネシスとか(言い切れない)かけまくっていますがいいじゃない。好きなんだもの(私のApple Musicのオキニイリプレイリストは50代〜に大人気です)。
お気に入りの曲をかけながらドライブをしていると、たいがいのことはどうでもよくなります。というか、集中して運転するので考えなくなる、というほうが正しいですね。だから目的地に着いたとき、また考え始めてハァ……となります。それが、いままで。
では「オレの35」で検証した結果を発表します。
理不尽なことをされてとても「怒っていた」とき、とてもつらいことがあった「悲しいとき」と、いくつか検証をしました(というか、期せずしてできてしまいました)。
お気に入りの音楽をかけながらいつものルートで海へ着くと、忘れてるんですよ。
一瞬「アレ、なんでここに来たんだっけ」と。
もちろん健忘症じゃあるまいし、すぐに思い出しますよ。でも、思い出してもグチグチ考えることがなかったのです! ヴンダバ〜!
ちなみに、怒っているときはヴァン・ヘイレンのジャンプをエンドレスでかけ続けます。
なぜそうなったのかはまたおいおいお伝えしますが、「オレの35」と一緒なら落ち込むことが少なくなるかも!
というわけで[R35購入すごろく]のコマを3つほど進めてみたところ、3つ進んだ先に「そろそろ見積もり、もらっちゃう?」と書いてありました。え〜、まだ早いよねぇ。
皆さんのお好きなドライブルートや気持ちを上げたいときに聴く曲など、ぜひ教えてくださいね! それでは、また次回。
次回【女性編集者、R35を……買う?! Vol.13】「NO!重いスーツケース」へ続く(12月25日更新予定)
【編集者ナコ、R35を……買う?!】は、フィクションがちょっこし入ったノンフィクションの連載となります(回数、期間、それどころか金銭的・能力的に購入できるかどうかも未定)。クルマの運転に自信がなくても、GT-Rに乗れるのか? そもそもGT-Rって日常使いできるクルマなのか? などなど、GT-Rを購入するにあたってのさまざまなハードルを大真面目に考察した、まったくもって主観的な「R35との生活日記」となりますのでご了承ください。