ホンダ・スーパーカブ110購入を心に決め、ホンダドリーム八王子にて、契約書にサインしたのが前回までの話。それから2週間後にホンダドリームから入った連絡では、当初聞いてた予定よりも早いタイミングで、納車できると。これは嬉しい誤算です!




REPORT●栗栖国安(KURISU Kuniyasu)


PHOTO●武田大祐(Takeda Daisuke)

ついに納車日がやってきた!

 スーパーカブ110を注文してからおよそ1ヶ月といわれていた納車時期でしたけど、「ご注文のスーパーカブ110が入荷しました」と連絡が来たのは2週間ほどでした。登録手続きや納車整備などがあるため2,3日以後なら引き取れるとのこと。結局は約1週間後の日曜日に引き取ることにしました。




 登録に関してはあらかじめ手続きしておいてもらいましたが、納車整備については納車日に作業してほしい旨を伝えました。納車整備がどんなものなのか見てみたかったからです。店側にしてみれば迷惑な客だったでしょう。なので、お客さんの出入りが一段落する午後遅い時間に行くことにしました。


 代金の支払いについては納車当日に電子決済(PayPay)で一括払いすることにしていたので、ホンダドリーム八王子に向かう途中でチャージしておきました。

各種書類の確認と支払い

Hondaコミューター盗難補償サービスの契約書にサイン。

 ショップに到着するとまず、スーパーカブ110が購入契約したものにまちがいないか確認します。まぁ違っていることはまずないんですけど、カラーが注文通りかの確認作業といったところです。


 次に書類のチェックです。原付バイクの場合は車検証や登録証といったものではなく標識交付証明書になります。この証明書に交付されたナンバープレートの標識番号や交付日、そして納税義務者として自分の住所氏名が明記されています。さらに車名や車体番号なども記されていますので、この書類の内容にまちがいがないか確認します。

書類一式はスーパーカブ110の右側のカバー内にしまっておきます。

 標識交付証明書と一緒に自賠責保険の書類も確認します。これもやはり、住所氏名にまちがいがないか、加入した年数は正しいかなどを確認します。


 これらの書類はバイクの車体に収納しておくのですが、スーパーカブ110の場合はビスで固定するサイドカバー内に収納スペースがあります。このあたりの説明はすべてホンダドリーム八王子の代表である納谷さんが行ってくれました。




 その後、盗難補償サービスの話がありました。ホンダドリームでは原付バイクに対してHondaコミューター盗難補償サービスの契約があるのですが、最初の1年間の補償は無料になっています。もちろん断る理由などどこにもないので、書類に目を通し署名しました。


 定期点検に関する案内もあり、初回の1ヶ月もしくは1000km時の無料点検がある旨を伝えられました。そのときに保証書、保証登録書、点検整備記録簿がひとつになったメンテナンスノートを渡されます。新車を買ったのは何十年ぶりのことだったので以前のことはまったく覚えていませんが、現在は自動車と同じようなスタイルなんだな~と感心しました。

今回の支払いはPayPay。一体いくらお得になるのか!という話はリンクから。https://motor-fan.jp/article/10017318

 こうしてひととおり話を聞いて、各種書類の確認が終了したところで代金を支払います。電子決済システムのQRコードをスマホで読み取り、たしかにホンダドリーム八王子への支払いであることを確認したら、金額を入力して支払いを済ませます。納谷さんがそれを確認したのち、領収証を発行してもらいました。これで一連の購入手続きは終了しました。

納車整備ってどんなことするの?

 納車整備の項目は排気量の大小や車種によって異なっています。実際に一般ユーザーが納車整備の作業を見る機会はほとんどないと思いますので、今回はホンダドリーム八王子に無理をお願いして、スーパーカブ110の納車整備作業を見せていただきました。




 各部に養生テープが貼られ、シートにビニールが掛けられた状態の愛車スーパーカブ110を目の当たりにすると、改めて新車を買ったんだな~と感動します。そんなスーパーカブ110ですが、一見すると、エンジンをかけてすぐにでも走り出せそうな印象です。しかし聞いてみたところ、バッテリーは取り付けられていないとのこと。なので、まずはバッテリーの装着から作業は始まりました。スーパーカブはシート下の前方にバッテリーの収納場所があるのですが、カバーを外し、中にある端子とバッテリーケースを引き出して、そこにバッテリー本体を固定していきます。車体に収納しターミナルに端子をしっかり接続したら、イグニッションをオンにし、ヘッドライトやウインカーランプ、ストップランプなどの灯火類がきちんと点灯、点滅するか確認します。正常であることが確認できたら収納場所のカバーを装着して完了です。


 次にミラーの調整、ブレーキレバー、ペダルの調整を行います。そして下側のチェーンケースを外して、ドライブチェーンの張りの状態をチェック。調整後チェーンケースを取り付けます。その後、前後タイヤのチェックと空気圧の調整を行い、ガソリンを2L給油して、一連の納車整備は終了です。しかしこれで終わりではありませんでした。ホンダドリーム八王子では最後に洗車をします。聞くところによると、新車なのでちょっと見にはきれいでも、輸送中にホコリなどが付いてしまうことがあるそうなので、必ず洗車するのだそうです。


 こうしてすべての作業が終了し、晴れて僕はカブ主の仲間入りを果たすことになりました。余談ですが、乗って帰宅した後、とくに問題があるわけではないのですが、ブレーキレバーとブレーキペダルのアソビは自分好みに調整し直しました。バイクに乗り始めてかれこれ48年。一般的にはベテランといわれる域に達しているので、自分なりの調整スタイルが染みついているのです。

あらかじめ充電されたバッテリーをセットします。
チェーンカバーを外し、たるみ具合を調整。
左右のミラーも最初は外れた状態で届きます。
ガソリンも給油。2L入れてもらってますが、カブなら100km以上は余裕で走れる量です。
前後タイヤの空気圧もチェック。
自賠責ステッカーを貼ったナンバープレートを車体に取り付けます。
丁寧に洗車して小さなほこり、汚れも逃しません!

やったぜ! 買ったぜ! 届いたぜ!

 とまあそんな具合に、愛車となったスーパーカブ110を今後、自分流の旅仕様にカスタムしていこうと考えています。そんなカスタマイズの様子もアップしていきます。

情報提供元: MotorFan
記事名:「 ホンダ・スーパーカブ110を注文!……からの2週間ちょいで納車【納車整備ではどんなことする? 覗かせてもらった】