そんなC-HRの2021年モデルが発表された。2021年モデルのトピックは、新しいGR SPORTとC-HICの二つのグレードが追加されたことだ。
実はC-HR GR SPORTは欧州仕様と日本仕様とではデザインが異なる。欧州仕様は、すっきりとした標準仕様に基づいたデザインが採用されているのに対して、日本仕様は、よりアグレッシブで派手なエクステリアデザインが採用されている。
欧州仕様のGR SPORT専用のフロントデザインには、ブラックエンブレムとヘッドランプハウジング、センターバンパーとフォグランプ周りのピアノブラック仕上げ、ダーククロームグリル、よりアグレッシブなスタイルのフロントスポイラーが装備されている。
サイドビューは、ピアノブラックのドアモールディングインサートと専用の19インチアロイホイールデザインが特徴的だ。リヤには、ブラックのエンブレム、ピアノブラックのリフレクター周り、特注のアンダーバンパートリムガーニッシュ、GRSPORTロゴが採用されている。
またGR SPORTは、黒い屋根を備えた新しいモデル独自のダイナミックグレー仕上げを含む、9つの排他的なバイトーンカラースキームから選択できる。
インテリアは、GRモデルから着想を得た赤と灰色のステッチのテーマによって強化されており、アルカンターラでトリミングされた革またはファブリックのシートを備えている。
さらに、穴あきレザーステアリングホイールリム、ホイールリムとギアレバーゲイターの両方への赤いステッチアクセント、モデル独自のスカッフプレート、GR SPORTロゴ、GRストップ/スタートボタン、GRスタートアニメーションが専用装備されている。
GR SPORT専用のタイヤとサスペンションシステムおよびステアリングチューニングは、C-HRの残りのグレードと同様の乗り心地レベルを維持しながら、GR SPORTの動的な動作を知覚できるように設計されている。
プレミアムタイヤである新しい19インチ "Continental Premium Contact 6(225/45)は、フロントアクスルのグリップレベルとコーナリング剛性を高め、同じG力を受けたときのヨー抵抗を改善し、アンダーステアを低減している。
より高級感とエレガンスをグレードにもたらすC-HICは、新しい色であるOxideBronzeを含む4つの新しいエクステリアカラーの組み合わせが採用されている。
新しいテンダブルスポーク18インチアロイホイールも装備され、ボードには、ツートンカラーのオーキッド/ブラックフルレザー張り、電動フロントシート、グレーのヘッドライナーが付いている。
2021 C-HRには、最新バージョンのToyota Safety Senseが搭載されている。これは、さまざまな交通状況での衝突を防止または軽減するために設計された安全技術だ。
プリコリジョンシステム(PCS)にいくつかの新機能が追加された。それらには、日中の歩行者にリンクされた緊急ステアリングアシスト(ESA)と交差点ターンアシスタンスが含まれる。
交差点ターンアシスタンスは、ドライバーが反対車線の対向車の前で左または右に曲がった際、または歩行者が曲がった後に反対方向から道路を横断した際に、警告と自動ブレーキが提供される。
追加の新しいドライバーサポートおよび安全性強化システムには、フルレンジアダプティブクルーズコントロール(ACC)が含まれ、道路標識アシストとインテリジェントアダプティブクルーズコントロールを組み合わせることで、交通標識に示されている速度に合わせて巡航速度を簡単に調整できる。
2021年の新しいC-HR GR SPORTの販売は2021年1月から始まり、C-HICは2020年11月からショールームに展示されている。