サイドビューは21インチのホイールが印象的で、先代と比べ約3インチ長いホイールベースは、3列すべてで乗り心地とより広々とした空間を両立している。
インテリアはTLXなど最新のアキュラ車と共通するスポーティで高級感のあるデザインが採用されている。MDXで新採用されたのはオールデジタルプレシジョンコックピットだ。これまでの物理的なメーターから自分好みの表示にカスタマイズ可能な12.3インチのドライバーメーターに変更された。また最新世代のAcuraの直感的でドライバーに焦点を合わせたTrue TouchpadInterfaceも搭載している。これは12.3インチのフルHDセンターディスプレイをコントロールするAcura専用タッチパッドだ。
MDXのより大きいボディは、3列すべてでより広い足元スペース、特に前列と3列目の乗員のためのより広いヘッドルームを備えたファーストクラスのような快適な座席を実現している。またアキュラスポーツシートは、16方向のパワー調整と、クラスをリードする9つのモードを備えたマッサージ機能を備えており、ドライバーと助手席の乗客をリラックスさせるという。
標準モデルのパワートレインは、新開発のi-VTECバルブトレインを備えたアキュラの3.5ℓV6エンジンが搭載され、応答性が高く洗練された10速オートマチックトランスミッションが組み合わされる。
またこの新型には、先日発表されたTLXに続きスポーツゲレードタイプSが設定されるという。このタイプSには3.0ℓターボチャージャー付きV6エンジンが搭載され、こちらは最大出力355ps、最大トルク480Nmを発生する。アキュラのSUVで最も強力なエンジンでアキュラの第4世代SH-AWDシステムが組み合わされる。
タイプSも設定される新型MDX。実は初代は日本でも販売されていた。新型の日本導入予定はないが、非常に魅力的なモデルだ。