悪天候時や、トンネル内の走行中、あるいは道路工事中などの変化し続ける環境に対応した安全な自動運転は、必ずしも常に実行可能であるとは限らない。自動車メーカーはTomTom RoadCheckを活用することで、トムトムの高精度地図を使用して、車両の自動運転機能の運行設計領域(ODD:operational design domain)を定義することができる。これにより自動車メーカーは、これらの自動運転機能を安全に使用できる場所を管理することが可能になる。
トムトム自動運転部門責任者ウィレム・ストライボッシュ氏(Willem Strijbosch)は次のように述べている。
「自動車メーカーが自動運転機能を作動させる場所を管理できるようにすることで、これまでトムトムのパートナー企業や顧客より意見が寄せられた業界の重要な課題に対応します。業界初の技術であるTomTom RoadCheckは、安全な自動運転を一日も早く現実のものとするでしょう。TomTom RoadCheckの登場により、トムトムは自動車メーカーに安全な自動運転のための完全なマッピングサービスを提供する業界初の企業となりました」
現在トムトムの自動運転ポートフォリオには、TomTom HD Map、TomTom ADAS Map、ハザードサービス、TomTom AutoStream、TomTom Vehicle HorizonならびにTomTom RoadCheckがラインナップしている。
TomTom RoadCheckは、2021年より米国を皮切りに世界の大手自動車メーカーの市販モデルに展開される予定だ。