同様にXC60とXC90も内燃機関エンジンのみのモデルが廃止され、48Vハイブリッドモデルの「B5」と「B6」、さらに「Recharge Plug-in hybrid」のラインアップへと改められた。
B4
エンジン:直列4気筒2.0L直噴ガソリンターボ
最高出力:197ps(145kW)+10kW[モーター]
最大トルク:300Nm+40Nm[モーター]
B5
エンジン:直列4気筒2.0L直噴ガソリンターボ
最高出力:250ps(184kW)+10kW[モーター]
最大トルク:350Nm+40Nm[モーター]
B6
エンジン:直列4気筒2.0L直噴ガソリンターボ+電動スーパーチャージャー
最高出力:300ps(220kW)+10kW[モーター]
最大トルク:420Nm+40Nm[モーター]
2020年内にはV60/S60やV90も、プラグインハイブリッドモデル以外はすべて48Vハイブリッドモデルへと移行する予定だ。これにより、国内で販売されるボルボ車の電動化が完了することとなる。
ただし、これは電動化の「第一段階」とのこと。2021年内にはボルボブランドして初のEV「XC40 Recharge Pure Electric」を国内導入するなど、電動化の流れはますます加速しそうだ。
なお、XC40、XC60、XC90では最高速度が180km/hに制限されると同時に、ケア・キーが新たに導入された。ケア・キーは特に運転の不慣れなドライバーに有用で、ケア・キーでクルマを始動するとあらかじめ低く設定しておいた最高速度が適用されるようになる。
自動車の死亡事故の大きな原因のひとつは速度超過だ。ボルボは技術面からクルマの安全性向上を図るとともに、こうした速度制限の面からも交通事故死傷者ゼロを実現しようとしているのである。
なお、価格はXC40が409万円〜649万円、XC60は639万円〜949万円、XC90は834万円〜1139万円となる。