アウディA3シリーズに、ハイエンドスポーツモデルとして知られるRSシリーズが待望の復活!! RS 3スポーツバック/セダンの概要を速報でお届けしよう。

 アウディのプレミアムコンパクトモデルであるA3シリーズに、ハイエンドスポーツモデルとして知られるRSシリーズ、すなわち『RS 3 スポーツバック』および『RS 3 セダン』が約2年ぶりに日本市場に待望の復活を果たす。『RS 3 スポーツバック』は8月18日、『RS 3 セダン』は9月15日 より全国のアウディスポーツ店(32 店舗・現時点)およびアウディ正規ディーラー(125店舗・現時点)を通じて発売される。

アウディ RS 3 スポーツバック(写真は本国仕様。日本仕様と異なります)。

アウディ RS 3 セダン(写真は本国仕様。日本仕様と異なります)。

 特に『RS 3 セダン』は世界的に人気が高まっているツーリングカーレースのTCRカテゴリーに参戦するレーシングカー『RS 3 LMS』のベースモデルであり、そのストリートバージョンに位置づけられる「モータースポーツ直系」といえるコンパクト高性能セダンだ。

ツーリングカーレースのTCRカテゴリーに参戦するレーシングカー『RS 3 LMS』。

 搭載されるエンジンは、9年連続で「インターナショナル エンジン オブ ザ イヤー」の2~2.5 ℓ カテゴリーにおいて「ベストエンジン賞」に選出されているオールアルミ製2.5 ℓ直列5気筒TFSI ガソリン直噴ターボエンジン。最高出力400ps、最大トルク480Nm を発揮する。

オールアルミ製2.5 ℓ直列5気筒TFSI ガソリン直噴ターボエンジン

エンジン性能曲線(図表は編集部にて日本語にしたものです)

 これに7速Sトロニックトランスミッションと、コンパクトかつ軽量な電子油圧制御式の多板クラッチを採用して前後アクスルにトルクを可変配分することにより大パワーを確実に路面へ伝達し、優れた高速安定性と操縦安定性を実現する「クワトロフルタイム四輪駆動システム」を組み合わせ、わずかに4.1秒という0‐100km/h 加速タイムを叩き出す。

優れた高速安定性と操縦安定性を実現する「クワトロフルタイム四輪駆動システム」

 また、サスペンションにはアウディマグネティックライド電子制御可変ダンパーを装備し、スポーツバックとセダンそれぞれデザインの異なるアウディスポーツ製5アーム マットチタンルック19 インチアルミホイールと 235/35 R19 タイヤが組み合わせられている。

サスペンションまわり。アウディマグネティックライド電子制御可変ダンパーが装備される。

スポーツバックのホイール(写真は本国仕様。日本仕様と異なります)。

セダンのホイールはスポーツバックとデザインが異なる。両モデルともエクステリアにはマトリクス LED ヘッドライト、フロントダイナミックターンインディケーターを装備(写真は本国仕様。日本仕様と異なります)。

 今回発表される両モデルともに特別装備として、エクステリアにはマトリクス LED ヘッドライト、フロントダイナミックターンインディケーター、マットアルミニウムスタイリングパッケージを備え、インテリアにはファインナッパレザーダイヤモンドステッチングのRSスポーツシート、レッドアクセントリング付きエアコン吹き出し口、レッドステッチ入りフロアマットが採用されている。

コクピットと呼ぶのがふさわしいスポーティなインパネまわり。

ファインナッパレザーダイヤモンドステッチングのRSスポーツシート。

レッドアクセントリング付きエアコン吹き出し口(写真は本国仕様。日本仕様と異なります)。

 エクステリアカラーは新色のキャラミグリーンのほかナルドグレー、グレイシアホワイトメタリック、ミトスブラックメタリックの4色で、車両本体価格はスポーツバックが850万円、セダンが869万円(いずれも税込)。

新色のキャラミグリーンをまとったRS3スポーツバック。

 新型コロナウィルス感染拡大防止のために開幕が延期となっていたツーリングカーレースTCRジャパンは、来る7月25-26日にスポーツランドSUGO(宮城県)においていよいよ開幕するが、この TCR ジャパンには『RS3 セダン』を ベースに開発された2台のRS 3 LMSがアウディスポーツ カスタマー レーシングチームにより参戦予定だ。

情報提供元: MotorFan
記事名:「 モータースポーツ直系のホットなアウディ、2年ぶりに復活!!