日立ABBパワーグリッドは、7月15日、電気バス並びに商用電気自動車向けのEVシステム「Grid-eMotion Fleet」の販売を開始する。

「Grid-eMotion Fleet」は、より少ないコストで多くの充電を可能とし、事業者の電気自動車の導入拡大や都市部に住む数百万人の人々の持続可能な社会の実現に貢献する。




 パワーグリッド部門は2013年からEV充電システム開発に取り組み、スイス・ジュネーブとフランス・ナントで電気バス用の急速充電システムを初めて提供した。また、交通事業者との緊密な協力関係を通じて大規模充電に関する、より総合的な市場ニーズを認識してきた。今回の「Grid-eMotion Fleet」の発売は製品ベースのアプローチからシステムを活用したアプローチへの転換により実現したものであり、スマートモビリティ社会の加速に貢献する。




 日立ABBパワーグリッド社のグリッドインテグレーションビジネスユニット担当役員であるニクラス・パーソン氏は「『Grid-eMotion Fleet』の発売は、電気バスなどの公共交通機関や商用の電気自動車を管理する全ての人にとって画期的なものであり、これまでにない大規模な充電、省スペース、運用効率の工場を実現します。このソリューションは、安全で持続可能なスマートモビリティの世界的な普及を加速させると同時に、現在、そして未来に渡って、よりクリーンな空気と生活の質の向上に貢献します」と述べている。




 日立ABBパワーグリッドのグローバルトップレベルの技術と、日立の先進的なデジタル技術並びにスマートシティや持続可能なモビリティの分野におけるイノベーションの実績を融合し、世界に誇る電力システムを今後も開発していくとしている。また、より幅広くクリーンなモビリティソリューションを世界中で提供する。

情報提供元: MotorFan
記事名:「 日立:電気バスや商用電気自動車向けのEV充電システム「Grid-eMotion Fleet」の販売を開始