ちなみに、CMF-C/Dを使っているのは次のモデルだ。
2013–present 日産キャシュカイ/ローグスポーツ(K11型)
2013–present 日産エクストレイル/ローグ(T32型)
2014–present 日産パルサー(C13型)※欧州モデル
2015–present ルノー・エスパスⅤ
2015–present ルノー・カジャー
2015–present ルノー・タリスマン/ルノーサムスン SM6
2016–present ルノー・メガーヌⅣ
2016–presentルノー・コレオスⅡ/ルノーサムスンQM6
2016–present ルノー・セニックⅣ
2019–present 日産シルフィー/セントラ(B18型)
2020–present 日産ローグ/次期エクストレイル(T33)
である。
まずは、ボディサイズから。同じプラットフォームだから、サイズは大きくは変わらない。上がエクストレイル(現行ローグ)で下が新型ローグ(次期エクストレイル)だ。
ボディサイズは
現行ローグ(エクストレイル)
全長×全幅×全高:4686mm×1834mm×1740mm(国内仕様のエクストレイルは4690mm×1820mm×1740mm)
ホイールベース:2705mm
新型ローグ(次期エクストレイル)
全長×全幅×全高:4650mm×1840mm×1700mm
ホイールベース:2705mm
となっている。写真を見てもわかるように、ホイールベースは同じだが、前後のオーバーハングが切り詰められてシャープな印象になっている。
新型はAピラー付け根からボディ後部へ流れるウィンドウのサッシュをルーフ後端まで伸ばすことで、すっきりとした躍動感が生まれている。とはいえ、サイドのウィンドウの基本的なグラフィックスは変わらない。
このビューから見ると、新型はフロントフェイスもサイドも当然ながらモダンになっている。キャビンは現行モデルがやや絞り込まれているのに対して、新型はより立たせているのがわかる。室内空間は新型の方が広そうだ。
北米のローグのエンジンは、2.5ℓ直4DOHCのみ。トランスミッションは、CVTを組み合わせる。
このエンジンは、QR25DE型である。
エンジン形式:直列4気筒DOHC
エンジン型式:QR25DE
排気量:2488cc
ボア×ストローク:89.0mm×100.0mm
圧縮比:-(現行モデルは10.0)
最高出力:184ps/6000rpm(現行モデルは172ps/6000rpm)
最大トルク:245Nm/3600rpm(現行モデルは245Nm/4400rpm)
過給機:×
燃料供給:筒内燃料直接噴射(DI)
である。
日本の次期エクストレイルが2.5ℓ直4+CVTのみというのは考えにくいから、日本仕様は
2.0ℓ直4(MR20DD型)+CVT:つまり現行型のキャリーオーバー(スペックは向上するだろうが)
そして、(期待を込めて)新開発エンジンによるe-POWERが搭載されるはずだ。
現行の1.2ℓ直3エンジン+モーターのe-POWERではライバルに勝てないことはわかっているはず。発電用に特化した新開発エンジン(可変圧縮比ではないが、可変圧縮比エンジンの技術が応用されるはず)の登場に期待したい。
インテリアもリフレッシュした。
新型のインテリアの写真を紹介しよう(以下、新型のインテリアPHOTO)。