ちなみに、100Vだと約27時間、200Vならば約5時間30分で満充電が可能となっている。
「THSⅡ Plug-in」 主要諸元
<エンジン>
型式 A25A-FXS
排気量(cc) 2487
最高出力 (kW[PS]/rpm) 130[177]/6,000
最大トルク(Nm[kgm]/rpm) 219[22.3]/3,600
<フロントモーター>
型式 5NM
最高出力 (kW[PS]) 134[182]
最大トルク(Nm[kgm]) 270[27.5]
<リヤモーター(E-Four)>
型式 4NM
最高出力 (kW[PS]) 40[54]
最大トルク(Nm[kgm]) 121[12.3]
<駆動用バッテリー>
種類 リチウムイオンバッテリー
容量(Ah) 51
総電圧(V) 355.2
総電力量(kWh) 18.1
さらに、ハイブリッド燃費は22.2km/ℓ(WLTCモード)を達成。55ℓの燃料タンク容量と相まって、航続距離は1300kmを上回る。EVのような電欠の心配なく、ロングドライブも安心して楽しめるのがPHVの強みだ。
なお、システム出力はRAV4ハイブリッドが218ps(160kW)なのに対して、RAV4 PHVでは306ps(225kW)まで高められており、0-100km加速は6秒という瞬足を誇る。前後ショックアブソーバーの摩擦特性と減衰力特性の最適化も行われており、単にエコなだけでなく、走りが楽しめるモデルになっているのもRAV4 PHVのセールスポイントなのだ。
RAV4 PHVではエクステリアも他グレードから差別化が図られており、専用フロントグリルやロワモール、LEDデイライトを採用する。専用色「エモーショナルレッドII」は鮮烈な印象で、ボディ下部のブラック塗装とのコントラストが特に際立つ。足元を彩る19インチホイールも専用デザインだ。
インテリアはブラックの内装色で統一されているが、要所にレッドステッチをあしらうことでスポーティさを表現している。また、シートは合成皮革シート表皮採用のスポーティシートが標準となる。
そして、PHVならではの利便性の一つとして注目したいのが最大1500W(AC100V)の外部給電機能を標準装備していること。付属のヴィークルパワーコネクターを車体の普通充電口に差し込めば、外部給電用のコンセントとして利用可能なのである。その際、ガソリン満タン状態ならば3日程度の電力を供給してくれるというから、近年地震や大雨などの災害に見舞われることが多い日本ではいざというときに頼りになる装備といえるだろう。
RAV4 PHVの価格は469万円〜539万円。RAV4ハイブリッド(4WD)の価格は約351万円〜約389万円だが、PHVの場合は減税や補助金制度がハイブリッドよりも手厚いため、総支払額はグッと縮まる。例えば、東京都江東区の場合は、国の優遇制度で約41万4800円、地方自治体の優遇制度で40万円の優遇が受けられるという。
経済性と走り、相反する要素を両立するRAV4 PHVは、人気のRAV4シリーズの最上級モデルにふさわしい魅力を備えたニューモデルだ。
G 469万円
G"Z" 499万円
BLACK TONE 539万円