水平対向および180度V型エンジンの場合は、向かい合うシリンダーブロックが互いにベアリングの半分ずつを受け持つ。上の写真はスバルの水平対向4気筒EJエンジンであり、クランクシャフトのジャーナル(軸受に乗る部分)すべてをベアリングで押さえるフルベアリング構造である。下の写真はカムシャフトを支持するベリングであり、ふたつ割りにした片方がカムキャリア、もう片方が「アーチ橋」のようなベアリングキャップである。この手のベアリングには潤滑が必要であり、潤滑油の油膜を保持する設計が行なわれる。