REPORT●北 秀昭(KITA Hideaki)
「Ninja ZX-25R」のカワサキ公式ティーザームービー第2弾は、ノーマルマフラーからヨシムラ製マフラーへの交換作業風景。マフラーは、4本のエキパイからサイレンサーまでの丸ごと、つまりフルエキゾーストシステムだ。 第4弾では、アイドリング~何度かスロットルを煽っているのみだが、たったそれだけでも、Ninja ZX-25Rの4気筒エンジン×ヨシムラ管の存在感と魅力を遺憾なくアピール。2気筒では絶対に味わえない官能的なサウンドに、「4気筒250cc」復活の新たな狼煙を上げたわけだが……。 2020年5月28日に公開された第6弾では、Ninja ZX-25Rの4気筒エンジン×ヨシムラ管装着車が、シャシーダイナモ上で1速から6速までエンジン全開! エンジンを始動すると、4気筒エンジン×ヨシムラ管ならではの、「ゴロゴロゴロ……」という、腹の底に響く、“あの”4発マルチサウンドを演奏。 ミッションを1速にシフトし、レッドゾーン手前の、限界ギリギリまで回転を上げて2速にアップ。回転が上がるにつれ、今度は脳天まで突き抜けるような、超音波的ともいえる甲高いサウンドに変貌していく。3速、4速、5速、そしてトップギアの6速にシフトアップ。そして6速全開……。「これが本当に250ccなの?」と、思わずウレシイ疑問符が湧いてきた。 Ninja ZX-25Rのレッドゾーンは1万8000~2万回転。レーシーな超高回転型の、ショートストローク型エンジンだと予測される。例えるなら、“F1マシンのような”サウンドを奏でる、Ninja ZX-25Rの4気筒エンジン×ヨシムラ管装着車。次回の動画は、いよいよサーキットラン!?