5月27日、BMWはマイナーチェンジを受けた新型「BMW 5シリーズ・セダン/ツーリング」を発表した。今年7月から欧州を皮切りに市場に導入される見通しだ。

直4&直6のガソリン/ディーゼルエンジンをすべて48Vマイルドハイブリッド化

 エクステリアは前後のデザインが刷新された。フロントマスクではキドニーグリルが大型化され、ヘッドライトもよりシャープに。リヤではコンビネーションランプのデザインが変更されたほか、リヤバンパーは従来型より滑らかなフォルムに変更。ルックスは、洗練度をさらに高めたものとなっている。

 インテリアでは、ステアリングホイールに備わるマルチファンクションボタンのレイアウトを刷新したほか、新しいインテリアトリムやデコレーションパネルを設定。センターコンソールのパネルにはハイグロスブラック仕上げとなった。

 センターディスプレイは標準で10.25インチ、オプションで12.3インチを用意。なお、スマートフォントの連携に対応し、音声認識機能を備えたインテリジェント・パーソナル・アシスタントを導入するインフォテイメントシステムは、新世代のOSが導入され、新しいアプリケーションや接続オプションに幅広く対応できるようになっている。

530e xDriveセダン

 パワーユニットはガソリン、ディーゼルともに2.0ℓ直列4気筒ターボや3.0ℓ直列6気筒ターボ、そしてガソリンでは4.4ℓV型8気筒ターボなど、多彩にラインナップ。V8ガソリンを除くパワーユニットは、すべて新たに48Vマイルドハイブリッド仕様となり、効率的な走りが追求されている。

M550i xDriveセダン

 Mパフォーマンスモデルの「M550i xDriveセダン」には、530ps/750Nmを発揮する4.4ℓV型8気筒ターボが搭載され、0-100km/h加速を3.8秒でこなす。内外装もよりスポーティな専用の装いだ。

530iツーリング

 プラグインハイブリッド仕様の拡充も新型の特色。184ps/300Nmを発揮する2.0ℓ直列4気筒ガソリンターボエンジンに109ps/265Nmを発するモーターを組み合わせる「530e/530e xDrive」に加えて、今年11月からは286ps/450Nmを引き出す3.0ℓ直列6気筒ガソリンターボエンジンに109ps/265Nmのモーターを組み合わせる「545e xDrive」が追加される予定。545e xDriveは今のところセダンだけに設定される予定で、パワーユニットはシステム総合で396ps/600Nmを実現。4.7秒の0-100km/h加速をマークする一方、最高で47.6km/ℓのハイブリッド燃費を実現。EV航続距離は最大57kmで、EVモード時の最高速は140km/hと発表された。




 運転支援システムでは、従来から設定されているリバースアシスタントやパーキングアシスタントに加えて、レーンチェンジアシスタントの機能を反映させたアクティブナビゲーション機能や車線リターン機能、ジャンクション警告機能といった新機能が導入されている。

情報提供元: MotorFan
記事名:「 BMWの「5シリーズ」がマイナーチェンジ! 48Vマイルドハイブリッドやプラグインハイブリッドなど電動化をさらに促進