ハコスカの場合はセダンとハードトップでホイールベースが違っていたが、ケンメリでは全高以外は同じ寸法となっている。ということは、細かい部分を除けば、フロアについてはほぼ共通。なのでマフラーなど、少しの加工でセダンとハードトップでお互いに流用できる可能性は高い。
ケンメリはハコスカに比べて全長で130㎜、全幅で30㎜、トレッドが前側25㎜、後ろ側10㎜と、全体でひとまわりサイズアップしている。そのため基本構造は同じだが、フロントのサイドメンバーとボディとは、2本の太いアウトリガーで接合するように変更されていたり、プレスの形状や板厚の調整で剛性を上げている。また剛性だけでなく、サイドメンバー前方には衝撃で折れ曲がる構造を設けてあるなど、安全性能の向上にも注力した設計がなされていたりする。
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