北米で販売されているキックスは、1.6ℓ直4DOHC(HR16DE型)を搭載する。スペックは最高出力124ps、最大トルク122Nmだ。
今回タイでデビューしたキックスの注目点は
・タイ生産のキックスであること
・e-POWERを搭載したこと
・このキックスが日本に入ってくる仕様(細部はもちろん違う部分はあると思うが)であること
・e-POWERを海外で生産するのはタイが初めてであること
では、キックスe-POWERのスペックを見ていこう。
発電用エンジンは、1.2ℓ直3DOHC(発表資料には書いていないが、ノートe-POWER、セレナe-POWERと同じくHR12DE型だろう)
駆動用モーターはEM57型交流同期モーターを使う。
現在、EM57型交流同期モーターを搭載するのは
ノートe-POWER
セレナe-POWER
リーフ
リーフe+
である。
それぞれの最高出力は次の通りだ。
ノートe-POWER:109ps(80kW)/254Nm
セレナe-POWER:136ps(100kW)/320Nm
リーフ:150ps(110kW)/320Nm
リーフe+:218ps(160kW)/340Nm
では、新型キックスe-POWERの駆動用モーターEM57型のスペックはというと
キックスe-POWER:129ps(95kW)/260Nm
と発表されている。最高出力で20ps、最大トルクで6Nmほど高い仕様となった。
搭載するチリウムイオン・バッテリーの容量は、
ノートe-POWER:1.5kWh
セレナe-POWER:1.8kWh
に対して
キックスe-POWER:1.57kWh
と発表されている。
タイにおける新型キックスe-POWERの価格は(1バーツ=3.34円で換算して)
• 1.2 L S 889,000 baht=296万9260円
• 1.2 L E 949,000 baht=316万9660円
• 1.2 L V 999,000 baht=333万6660円
• 1.2 L VL 1,049,000 baht.=350万3660円
と発表された。