REPORT●北 秀昭(KITA Hideaki)
2019年10月に発表されて以来、盛り上がりを見せているカワサキの新型250cc4気筒スポーツモデル「Ninja ZX-25R」。インドネシアでは2020年4月4日に発表展示される予定だったが、残念ながら新型コロナウイルスの影響で延期になった。 4月30日公開されたカワサキ公式ティーザームービーStage 2はすでに22万回の再生回数(2020年5月3日現在)と反響は非常に大きい。内容はノーマルマフラーからヨシムラ製マフラーへの交換作業風景で、4本のエキパイからサイレンサーまでのマフラーを丸ごと、つまりフルエキゾーストシステムだ。 映像の中で取り外されるノーマルマフラーは、クランクケース直下、サイレンサー前に大容量の膨張室を導入しているのが確認できる。一方、交換されるヨシムラ製フルエキゾーストシステムは、見た目から推測するに、超軽量なオールチタン製だ。 また、4本のエキゾーストパイプが集合するエキパイ後端部と、バンク角を稼げる六角形のサイレンサー部は、整備性を高めるとともに衝撃を和らげるスプリングジョイント式を採用。サイレンサーの後端部はカーボン製とし、スプリングフックの伸縮部には、市販モデルにも採用のヨシムラのロゴ入りラバー(黒いゴム)を装備するなど、細部まで丁寧な作り込みが確認できる。 次作のティザー映像では、ヨシムラ製エキゾーストサウンドを聞けるのか? 続報に期待したい!