世界第二の自動車市場、アメリカ。そこで売れているBEV(バッテリーEV=ピュアEV)のシェアは約1.4%。PHEVは約0.5%だ。アメリカで売れているEV、PHEVはなんだろう?

 2019年のアメリカでのBEV(バッテリーEV=ピュアEV)の販売台数は18年から3%アップして約24万台だった。アメリカにおけるBEVのシェアは約1.4%である。


 大排気量のV8エンジン、ピックアップトラックが大好きなアメリカのユーザーだが、BEVも徐々に普及しているようだ。


 それでは、2019年アメリカで売れたEV TOP10を10位から紹介しょう。

10位:キア・ニロ(Niro )EV 1166台

10位:キア・ニロ(Niro )EV 1166台

9位:ヒュンダイ・コナ(Kona)Electric 1723台

9位:ヒュンダイ・コナ(Kona)Electric 1723台

8位:ジャガーI-ペイス 2594台

8位:ジャガーI-ペイス 2594台

7位:VW e-ゴルフ(e-Golf) 4863台

7位:VW e-ゴルフ(e-Golf) 4863台

6位:アウディ e-tron 5369台

6位:アウディ e-tron 5369台

5位:日産リーフ 1万2365台

5位:日産リーフ 1万2365台

4位:テスラ・モデルS 1万4100台

4位:テスラ・モデルS 1万4100台

3位:シボレーBolt EV 1万6418台

3位:シボレーBolt EV 1万6418台 ちなみにPHEV版はVolt

2位:テスラ ・モデルX 1万9225台

2位:テスラ ・モデルX 1万9225台

1位:テスラ ・モデル3 15万8925台

1位:テスラ ・モデル3 15万8925台

 1位のテスラ ・モデル3は予想通りだが、その販売台数が桁違いだ。なんとアメリカで売れているBEVの3台に2台(66.3%)がモデル3なのだ。


 1位のモデル3、2位のモデルX、4位のモデルSを足すと、テスラの占有率は80.1%にもなる。つまり、5台に4台はテスラなのだ。


 アウディe-tron、ジャガーI-ペイスのようなプレミアムメーカーのBEVもそろそろ売れ始めている。

 一方のPHEVはどうだろう? こちらは2019年は18年比で31%ダウンの8万9000台のマーケット規模だ。アメリカ自動車市場の0.5%がPHEVである。


 こちらも2019年のTOP10を紹介しよう。

1位:トヨタ・プリウスPrime 2万3630台

1位:トヨタ・プリウスPrime 2万3630台

2位:ホンダ・クラリティPHEV 1万728台

2位:ホンダ・クラリティPHEV 1万728台

3位:フォード・フュージョンEnergi 7524台


4位:BMW 530e 5862台


5位:クライスラー・パシフィカHybrid 5723台


6位:シボレーVolt 4910台


7位:BMW i3(BEV+REx)4854台


8位:キア・ニロ(Niro)PHEV 3881台


9位:三菱アウトランダーPHEV 2810台


10位:メルセデス・ベンツGLC350e 2459台




 トップは、トヨタ・プリウスPrime、日本ではプリウスPHVの名前で販売されているモデルだ。2位のクラリティPHEVはWLTCモードで101kmのEV走行ができるモデル。ちなみに、クラリティのBEV版は742台でEV部門で11位となっている。

情報提供元: MotorFan
記事名:「 アメリカで売れてるEVはなに? PHEVは? テスラ /日産リーフ/トヨタ・プリウス/ジャガーI-ペイス