軽症患者を療養施設等へ移送することによって病床を確保し、医療崩壊を防ぐための取り組みが各地ではじまっているが、軽症の患者を安全に運べる車両やドライバーの感染防止が課題であるとの認識から、同社では医療現場のニーズを聞き、少しでも役に立てる車両が提供できないか検討を進めてきた。
今回提供された車両は、JPN TAXI(ジャパンタクシー)をベースに、運転席・助手席のある車両前方スペースと、後部座席以降の車両後方スペースの間に隔壁を設置し、前方を陽圧、後方を陰圧とすることによって、後方の空気が前方に循環しないようにコントロールした「飛沫循環抑制車両」。
なお、東京都内には病院などに同様の対策を施した車両5台がすでに提供されており、軽症患者の移送に活用されている。