REPORT●ケニー佐川(SAGAWA Kentaro)
CT125ハンターカブとクロスカブ110。どちらもダートで遊べそうな道具チックなモデルだが、その立ち位置をHondaの担当者にずばり聞いてみたところ、狙いどころの違いが見えてきた。
ポイントは「存在感」。CT125は実用性とともにラグジュアリー感がある。「スーパーカブC125」や「モンキー125」に共通する流れ、つまり125ccクラスでありながら大型バイクと並んでも引けを取らない存在感があり、所有欲を満たすモデルということだ。
一方のクロスカブ110は遊び心のあるコミューターという位置づけ。軽い車体で取り回しに優れ、通勤・通学にも最適。使い倒してなんぼ、というカブ本来の道具としての魅力がある。排気量も異なるし、装備を見てもCT125は前後ディスクブレーキにアップマフラーなどハイグレード。それは価格にも繁栄されているわけだ。