具体的には、東工大大岡山キャンパス内に専用スペースを設置し、車両用部品の放熱技術に関する応用研究を深化させるとともに、電子・半導体・電気・機械・通信など専門分野が異なる研究者と、新たな研究テーマの創出や共同研究を推進する。また、デンソーと東工大双方の人材で構成された共同研究の企画機能を担うチームを発足させ、研究成果の社会への実装や、他社とのオープンイノベーションによる事業開発を目指す。
デンソーが車載分野の製品開発で培ってきた技術やノウハウと、東工大に集積されている先端研究を通じた学術的知見を活用し、研究分野に取り組む。
なお、デンソーグループ会社である株式会社デンソーアイティーラボラトリも、未来のモビリティに向けたAI技術基盤の創出を目的として、東工大情報理工学院に「DENSO IT LAB 認識・学習アルゴリズム共同研究講座」を4月1日に設置した。デンソーグループと東工大とでより一層連携を強化しオープンイノベーションを推進する。
≪協働研究拠点の概要≫
名称 :デンソーモビリティ協働研究拠点
場所 :東京都目黒区大岡山2丁目12-1 大岡山キャンパス 石川台1号館
設置期間 :2020年4月1日~ 2025年3月31日
大学代表者 :渡辺治(東京工業大学 理事・副学長(研究担当))
研究題目 :モビリティ関連先端技術に関する研究
拠点長 :井上剛良(東京工業大学 工学院機械系主任/教授)
副拠点長 :光行恵司(株式会社デンソー 東京支社 支社長)